栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

症例:BMJ 58歳男性 嚥下障害と皮疹

case reportご紹介です
うーむ・・・
なぜPETを取ったのだろうか?
余計ごちゃごちゃする気が・・・

症例:58歳男性 嚥下障害と皮疹
BMJ 2018;361:k1590 doi: 10.1136/bmj.k1590 (Published 10 May 2018)

 58歳男性。6週間前から、筋力低下、嚥下障害、両側対称性の顔面・体幹・上下肢に拡がる発疹を主訴に外来を受診された。

https://www.bmj.com/content/bmj/361/bmj.k1590/F1.large.jpg

(本文より引用)

 採血ではCK 7070U/l。上部消化管内視鏡検査では異常所見があり、PET-CTでは以下の異常所見だった。

https://www.bmj.com/content/bmj/361/bmj.k1590/F2.large.jpg

(本文より引用)

質問. 診断は?

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症例:JGIM 51歳女性 頭痛

case reportご紹介です
こいつは常に考えておくべき疾患の一つではありますね。
なかなか早々出会うわけではないですが・・・

症例:51歳女性 頭痛
J Gen Intern Med. 2017 Mar; 32(3): 363–364.

 51歳アフリカ系アメリカ人の女性が、6か月前から左前頭部の激しい痛み、1週間前から左眼がぼやけ、1日前から嘔気・嘔吐があるとのことで受診された。その他の神経症状や呼吸器症状は認めなかった。
 診察では左眼視力低下と軽度の丘疹性瞳孔欠損が認められた。頭部MRIでは、左蝶形骨洞を中心とする硬膜底に腫瘤を認め、周囲の血管浮腫とmid line shiftを認めた。

https://media.springernature.com/original/springer-static/image/art%3A10.1007%2Fs11606-016-3807-y/MediaObjects/11606_2016_3807_Fig1_HTML.gif

(本文より引用)

 胸部CT検査では、上肺野および中肺野ならびに両側縦隔・肺門部リンパ節の腫脹を認めた。

質問. 診断は?

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症例:BMJ 77歳男性 左腹部腫瘤

case reportご紹介です
この疾患は未だ経験したことはありません。
なかなか衝撃的な画像ですね。
少し頭の片隅に入れておく必要はありますね。

症例:77歳男性 左腹部腫瘤
BMJ 2018 ; 361 doi:https ://doi.org/10.1136/bmj.k1719

 77歳男性が、4か月前からの体重減少と夜間盗汗、1か月前からの腹部膨満を訴え来院された。左下腹部に触知可能な腫瘤を認めた。
 腹部造影CT検査+PET検査で、左腸腰筋および腎臓から分離不可能な膿疱性腫瘤を認めた。

https://www.bmj.com/content/bmj/361/bmj.k1719/F1.large.jpg

(本文より引用)

 左大腿部にも腫瘤が形成され、造影検査では後腹膜腫瘤が大腿部まで進展している状態だった。

https://www.bmj.com/content/bmj/361/bmj.k1719/F2.large.jpg

(本文より引用)

質問. 診断は?

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