栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

循環器

ACPJC:疫学 非弁膜症性心房細動患者ではDOAC関連消化管出血はダビガトラン・リバロキサバンよりアピキサバンが少ない

ブログ久々に更新! ACPJC紹介です。色々思うところがあり、ちょっと試行錯誤はしていきたいと思います。なかなか情報発信は難しいデスね。 Gastrointestinal safety of direct oral anticoagulants: a large population-based study. Abraham NS, Noseworth…

ACPJC:Prognosis 新規発症関節リウマチ患者は虚血性・非虚血性心不全のリスクが高まる

ACPJC紹介です。これは交絡ありそうだけどなあ。いつものSwedenの大規模コホート。 Association between rheumatoid arthritis and risk of ischemic and non- ischemic heart failure. Mantel A, Holmqvist M, Andersson DC, Lund LH, Askling J. J Am Coll…

LESS IS MORE:原因が明らかな静脈血栓塞栓症に対する凝固系検査 A teachable moment

LESS IS MORE久しぶりですこのテーマも以前から意識していましたが、きれいにまとまってますね。基本検査出し過ぎなんでしょうね。

論文:RCT 高齢者の心血管一次予防に対するスタチン治療と通常ケアの効果

高齢者の心血管一次予防に対するスタチン治療と通常ケアの効果Effect of Statin Treatment vs Usual Care on Primary Cardiovascular Prevention Among Older AdultsThe ALLHAT-LLT Randomized Clinical Trial JAMA Intern Med. doi:10.1001/jamainternmed.2…

LESS IS MORE: トロポニンカスケード A teachable moment

確かにその通りなんですが、代替案はちょっと弱いかなあ。現場で循環器医師とコラボしてその都度検証していく作業は重要だなあと改めて思いました。

症例:BMJ 高齢者の軽度嚥下障害と咽喉頭異常感

case reportなり〜。Globus sensationを球感覚と訳すか咽喉頭異常感と訳すかでしょうかねえ。それにしても初めて知った病気。 症例:72歳男性 軽度嚥下障害と咽喉頭異常感 BMJ 2017;357:j2106 72歳男性。3-4か月前から非進行性の嚥下障害と頸胸椎レベルの異…

ACPJC:Etiology CKD・CHF・CLDに対するメトホルミンの効果

ACPJC紹介します。今回はAnnalsから。これは以前の抄読会ネタでも紹介しましたが、興味深いのでもう一度。SRの質としては微妙かもしれません。 Clinical outcomes of metformin use in populations with chronic kidney disease, congestive heart failure, …

今週のカンファ:アルコールと糖尿病/その血栓は新しいのか古いのか?/胃軸捻転

カンファまとめなり。そして、ちょっくら出かけてきます! アルコールと糖尿病 Alcohol and diabetes mellitus これもある意味気付きですが・・・意外とアルコールそのものが糖尿病に良くないのか?という命題には結論が出ていないようにも思っていました。…

Dトレ(ポリファーマシー連載4月号):β遮断薬を考える!

連載第13回目です。2年目に突入して息切れ著しいですね笑。今回はβ遮断薬を取り上げてみました。結構大御所系がまだまだ残っているのでやりがいはありますね。 ご興味ある方は「治療」か「薬局」どちらかに掲載されておりますので是非本文をお読み下さい 薬…

症例:BMJ 82歳男性 症状なし

case report今回もBMJから。あるあるなシチュエーション。何で画像とった?みたいな。 症例:82歳男性 症状なし BMJ 2017;356:j1367 doi: 10.1136/bmj.j1367 無症状の82歳男性が外来クリニックで胸部MRAを撮像したところ、下記の様な画像結果だった。 (本文…

ACPJC:Therapeutics 1回の腹部超音波スクリーニングは腹部大動脈関連の死亡や破裂を減らす

ACPJCです。さて、この1回をどう判断するか。偶発所見として見つかることも多いですね。見つかったあとどうやって意志決定を促していくかも重要ポイントです。 Screening for abdominal aortic aneurysm in asymptomatic adults. Ali MU, Fitzpatrick-Lewis…

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー 手術の意志決定共有

ミネルヴァ結構良いです。さらっとジャーナリングするのに最適。興味があれば、是非本文を。 さて、今週は締め切り三つですね。

論文:Prospective cohort HERDOO2ルールが女性の静脈血栓症の治療期間をガイドできるか?

HERDOO2ルールが女性の静脈血栓症の治療期間をガイドできるか?Validating the HERDOO2 rule to guide treatment duration for women with unprovoked venous thrombosis: multinational prospective cohort management study BMJ 2017;356:j1065 【背景】 H…

症例:BMJ 呼吸困難感とレントゲン異常

case report今回は再度BMJです。さて、レントゲン一発です。 症例:70歳男性 呼吸困難感 BMJ 2017;356:j986 70歳男性が数ヶ月前からの息切れを主訴に来院。胸部レントゲンは以下で、この場合の最も疑われる疾患は何か? (本文より引用) 質問. 診断は?

ACPJC:Etiology 現在および過去のNSAIDs使用は心不全入院と関連する

ACPJCです。NSAIDs毎の比較は結構興味深いですね。セレコキシブは意外と心不全増やさないんだなあ・・・ Non-steroidal anti- inflammatory drugs and risk of heart failure in four European countries: nested case-control study. Arfe` A, Scotti L, Va…

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー 外傷画像検査における予期せぬ異常所見

ネタですね小ネタ特集ですが、興味のある方は是非元文献までどうぞ〜。まだまだ知らないことばっかり。

ACPJC:Therapeutics 飛行機旅行中の乗客では弾性ストッキングが症候性DVTを減らす

ACPJCです。弾性ストッキングエビデンス再び!! Compression stockings for preventing deep vein thrombosis in airline passengers. Clarke MJ, Broderick C, Hopewell S, Juszczak E, Eisinga A. Cochrane Database Syst Rev. 2016;9:CD004002. 臨床上の…

Review:JAMA 2型糖尿病と心房細動とNOACと

Cです。JAMAがコモンな疾患のレビューを書いてくれました。 残念なのは費用という点からの記述がない事、NOAC間の比較情報がない事でしょうか。 どの分野でもそうですが「では我が国では何を根拠にどうすれば良いか」というのが必ずぶつかる壁ですね。 もう…

Review:BMJ 軽症高血圧

Cです。最近ガス欠気味でしたが久しぶりの投稿です。脂質異常症と同様、高血圧もCVDリスクを勘案し治療するべきとの事です。白人はフラミンガムなどCVDリスクを計算するシステムが有りますが我々日本人はどうしたらいいでしょうか?NIPPONDATA80/90を元に前…

論文:SR 慢性腎臓病・心不全・慢性肝疾患患者へのメトホルミン使用と臨床アウトカム

慢性腎臓病・心不全・慢性肝疾患患者へのメトホルミン使用と臨床アウトカムClinical Outcomes of Metformin Use in Populations With Chronic Kidney Disease, Congestive Heart Failure, or Chronic Liver Disease Ann Intern Med. doi:10.7326/M16-1901 【…

2016年まとめ② 2016年論文ベスト5

2016年まとめ第二弾。独断と偏見で選ぶ今年の論文ベスト5です。 今年も一年間なんやかんやで多くの論文に目を通させて頂きました。偏りはあるかと思いますが、是非お付き合い下さいませ。ショートサマリーはつけますが、興味があれば是非本文までアクセスし…

ACPJC:Therapeutics 腎動脈狭窄症に対する経皮的腎動脈形成術と内科治療の効果は同等である

ACPJCまとめ。これは以前読んだ気がしますが、一応確認。 Comparative effectiveness of management strategies for renal artery stenosis: an updated systematic review. Raman G, Adam GP, Halladay CW, et al. Ann Intern Med. 2016;165:635-49. 臨床上…

LESS IS MORE:胸痛と酸素投与 A teachable moment

少しレイアウトが変わりましたね。この辺りは、少しずつ現場のプラクティスが変わっている感じはありますよね。

ACPJC:Therapeutics 糖尿病患者ではアスピリンはプラセボと比較して心血管イベントを予防しない

ACPJCまとめ。これはもうほぼ確実で良いでしょうね。嗚呼、一次予防・・・ Aspirin for primary prevention of cardiovascular and all-cause mortality events in diabetes: updated meta- analysis of randomized controlled trials. Kunutsor SK, Seidu S…

論文:Retrocohort 英国と米国における腹部大動脈瘤の手術閾値

英国と米国における腹部大動脈瘤の手術閾値Thresholds for abdominal aortic aneurysm repair in England and the United States N Engl J Med 2016;375:2051-9. 【背景】 腹部大動脈瘤手術の閾値は国によって大きく異なる。【方法】 英国と米国における、動…

ACPJC:Therapeutics 脳卒中もしくはTIA既往の有無に関わらず心房細動患者ではエドキサバンはワーファリンと同等の効果で安全性は良い

ACPJCまとめ。DOAC関連の研究がたくさん出てきていますね。時代かなあ・・・Fundは製薬会社ですが・・・ Outcomes with edoxaban versus warfarin in patients with previous cerebrovascular events: findings from ENGAGE AF-TIMI 48 (Effective Anticoagu…

ACPJC:Therapeutics 心血管疾患を合併した中等度以上の睡眠時無呼吸症候群に対するCPAPは心血管イベントを減らさない

ACPJCまとめ。CPAPの効果についての検証が最近目立ちますね。 CPAP for prevention of cardiovascular events in obstructive sleep apnea. McEvoy RD, Antic NA, Heeley E, et al; SAVE Investigators and Coordi- nators. N Engl J Med. 2016;375:919-31. …

論文:RCT 腹部大動脈瘤に対する血管内治療 vs 開腹手術の15年フォローアップ研究(EVAR trial 1)

腹部大動脈瘤に対する血管内治療 vs 開腹手術の15年フォローアップ研究(EVAR trial 1)Endovascular versus open repair of abdominal aortic aneurysm in 15-years' follow-up of the UK endovascular aneurysm repair trial 1(EVAR trial 1): a randomise…

症例:Lancet 77歳女性 発熱・意識変容・項部硬直

case report今回はLancetから。まあ題名見ちゃうとなので隠してみます。そいつそこにもいるのかあ・・・という感じ。なんとなくAustrian症候群を疑いたくなりますが・・・ちょっと問題風に意訳しておりますよ〜。 症例:77歳女性 発熱・意識変容・項部硬直La…

MKSAP:急性単関節炎/皮膚Snap/妊娠中の甲状腺機能亢進症/心血管リスク評価

今週は肺結核の方がいて大変でした。MKSAP張り切って始めましょう! 急性単関節炎 Acute monoarthritis ❶症例 30歳女性。2日前から発熱、気分不良、増悪する右膝の腫脹、疼痛で救急外来を受診。2週間前にバレーボールをして両膝を擦りむいた。競技を続けたが…