栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

循環器

今週のカンファ:CNSのCRBSI治療期間/出血後の抗凝固再開タイミング/心血管攣縮と脳血管攣縮

さてさてまとめまとめ。ニッチなところを攻めます! CNSのCRBSI治療期間 Duration for CNS bacteremia ちょっとICTネタで恐縮ですが。カンファでは専門内科の先生方からはこの辺りの質問が多い様に思います。ちなみに、CRBSIとCLABSIの違いは大丈夫でしょう…

ACPJC:Therapeutics ロスバスタチンは中等度心血管リスク患者の心血管イベントを減らす

ACPJCまとめです。クレストールⓇの研究はJUPITERが有名でしたが、結構微妙な研究で早期終了かつ糖尿病を増やすと言う副産物ももたらした研究でした。もちろん企業サポート。うーむ・・・というわけで今回です。 Cholesterol lowering in intermediate-risk p…

LESS IS MORE: 出来る限りシンプルに・・・ Keeping it simple A teachable moment

LESS IS MOREです。まあ、この手の話題も常識にはなっていますが、一応おさらいということで・・・普通だよね〜という方は全く問題ありません(笑)

NEJM Knowledge+:81歳男性 顔面・上腕の浮腫

NEJMのKnowledge+です。クルズスも終わったし、少しずつですなあ。 症例:81歳男性 顔面・上腕の浮腫 81歳男性が、最近転移性非小細胞性肺癌と診断され、亜急性経過で重度の呼吸困難を主訴に来院した。stridorを聴取し、顔面と右腕の浮腫を認めた。また、重…

Review:Lancet PE/DVT

Cです。 LancetのPE/DVTの総説です。過小評価も過大評価も防がねばならないという難しい疾患ですよね。奥が深いです。それにしても、心房細動にしろVTEにしろ第一選択はDOACの時代になってしまいました。個人的には「ワーファリンでいいじゃん」と思う事が多…

Review:NEJM CABG

Cです。今回はCABGのレビューです。 3年前に当院にも循環器内科の常勤医が来てくれて、Cも一般内科医だてらにPCIのお手伝いをさせて頂くという貴重な経験をさせて頂きました。今はあまり呼んでくれませんが…涙。未だに冠動脈の番号をちゃんと覚えていない(ご…

NEJM Knowledge+:30歳男性 心雑音

NEJMのKnowledge+です。7月はノンストップです。 症例:30歳男性 心雑音 30歳男性が、通常診察で心雑音を指摘された。他に自覚症状なく、身体的な制限は何もなく、高校まで定期的な運動などはしていない。 心尖拍動部位の移動はなく、Ⅰ音正常、Ⅱ音の生理学…

ACPJC:Prognosis 心筋梗塞患者では新規発症の心房細動があると90日以内の心血管イベントリスクが増える

ACPJCまとめです。まあそうなんですね。心房細動が起こってしまうほどの心筋梗塞ということなんでしょうか・・・ All types of atrial fibrillation in the setting of myocardial infarction are associated with impaired outcome. Batra G, Svennblad B, …

今週のカンファ:狭心症の原因としての大動脈弁狭窄症/畳目模様/コリン作動性クリーゼ

今週のカンファまとめ。ようやく追いついてきた。 狭心症の原因としての大動脈弁狭窄症 AS as a cause of angina 狭心症症状の原因としてASをあげられるか・・・ASの患者の症状としては想起しやすいんだけど、狭心症なのに冠動脈狭窄がないときに、ASを考え…

ACPJC:Etiology 高齢者ではマクロライド系抗菌薬は心室性不整脈増加とは関連しない

ACPJCまとめです。このテーマはこれでほぼ決着で良い気がしますが・・・ Macrolide antibiotics and the risk of ventricular arrhythmia in older adults. Trac MH, McArthur E, Jandoc R, et CMAJ. 2016;188: E120-9. 臨床上の疑問: 高齢者では、マクロラ…

ACPJC:Clinical Prediction Guide ABC脳卒中リスクスコアはCHA2DS2-vascスコアよりも心房細動患者の脳卒中を予測する

ACPJCまとめです。恥ずかしながらこのスコアは初めて。ガチンコ対決か!?とりあえずSTABILITY研究の語呂がいかん! The ABC (age, biomarkers, clinical history) stroke risk score: a biomarker-based risk score for predicting stroke in atrial fibril…

ACPJC:Therapeutics 糖尿病患者では血圧を下げる効果はベースラインの血圧が140mmHg以上の場合期待できる

ACPJCまとめです。糖尿病の方の血圧コントロールの話題。是非是非ご参考に。 Effect of antihypertensive treatment at different blood pressure levels in patients with diabetes mellitus: systematic review and meta-analyses. Brunstrom M, Carlberg …

論文抄読会:BMJ & Lancet 洞調律HFrEF患者へのβ拮抗薬効果の年齢影響/女性の偏頭痛と心血管リスク/プライマリケアへの抗菌薬適正介入/尿路結石へのジクロフェナクとアセトアミノフェン

論文のザックリまとめはマンスリーにします。これ、昔はよくやってたなあ。ちょっと今はキャパオーバーなので、これくらいで。 ■BMJ■ 洞調律HFrEF患者へのβ拮抗薬効果の年齢影響 Effect of age and sex on efficay and tolerability of β blockers in patien…

今週のカンファ:アミオダロンと甲状腺機能低下症/整腸剤と便秘/Vesperの呪い

今週のカンファまとめておきます。それにしてもまとめながら勉強になりますね。興味深いカンファでした! アミオダロンと甲状腺機能低下症 Amiodarone and hypothyroidism 循環器専門医と一緒にカンファをしていると総合内科医だけでは遭遇しないような病態…

MKSAP:糖尿病発症/oncologic emergency/アスピリン万能説/心房細動治療

MKSAPまとめです。果たしてアスピリンは万能なんでしょうか。 糖尿病発症Onset of DM ❶症例 15歳女児。頻尿と尿意切迫感で来院。ここ2ヶ月の間、毎日5リットルの水分を摂取している。母親は2型糖尿病。バイタル正常で身体所見は特記所見なし。BMI35。脱水所…

ACPJC:Therapeutics CHESTが静脈血栓症に対する抗凝固薬投与についての20の強い推奨

ACPJCまとめておきます。CHESTのガイドラインは見ていませんでした。AVPJCの有り難いところは、ガイドラインのUpdateもまとめてくれているところですよね。 Antithrombotic therapy for VTE disease: CHEST guideline and expert panel report.Kearon C, Akl…

LESS IS MORE: 誘因のない静脈血栓症患者での悪性腫瘍åスクリーニング A teachable moment

LESS IS MORE今週分です。このネタもかなり既視感はありますが・・・そして、多くの場合造影CTは既に撮られているのではないか?という日本ならではの疑問もあるかもしれません。

ACPJC:Therapeutics 80歳以上のNSTEMIや不安定狭心症患者で、侵襲的な治療戦略は心血管アウトカムを改善する

ACPJCです。80歳以上のエビデンスが少しずつ出てきていますね。なんといってもこの研究グループの名前が「After Eighty study investigators」ですからねえ(笑) Invasive versus conservative strategy in patients aged 80 years or older with non-ST-el…

ACPJC:Therapeutics 移行期ケアとしてのテレモニタリングは心不全患者の再入院を減らすか

ACPJC5月分でました〜。今月も少しずつ紹介していきます! Effectiveness of remote patient monitoring after discharge of hospitalized patients with heart failure: the Better Effectiveness After Transition–Heart Failure (BEAT-HF) randomized cli…

Review:BMJ 急性冠症候群 Acute coronary syndrome

さてまたまたreview。今回は超ド本命。それにしても毎回よく訳しますな。C先生、おつです。

MKSAP:カリブ海でのバカンス/慢性リンパ性白血病の治療/肺塞栓症の再発リスク評価/男性不妊の診断

MKSAPまとめです。 ゴールデンウィークはカリブ海でバカンスでもどうですか?では張り切って! カリブ海でのバカンスVacation in Caribbean ❶症例 35歳男性。4月に来院。24時間続く複視と嚥下障害(固形物、水分)を主訴に救急外来を受診。妻も同様の症状で外…

ACPJC:Therapeutics 院外心停止に対する機械CPRと用手CPRでは生存率も神経予後も変わらない

ACPJCです。機械のレベルは色々な分野で人間を超えようとしておりますね。 Manual cardiopulmonary resuscitation versus CPR including a mechanical chest compression device in out-of-hospital cardiac arrest: a comprehensive meta-analysis from ran…

論文:RCT 脳卒中かTIA既往のある患者に対するピオグリタゾンの効果

脳卒中かTIA既往のある患者に対するピオグリタゾンの効果Pioglitazone after ischemic stroke or transient ischemic attackn engl j med 374;14 nejm.org April 7, 2016 【背景】 虚血性脳卒中や一過性脳虚血発作(TIA)の患者は、現状の予防的治療を行って…

論文:Retrocohort 果物摂取頻度と心血管イベントの関係

果物摂取頻度と心血管イベントの関係Fresh fruit consumption and major cardiovascular disease in China*1 N Engl J Med 374;14 nejm.org April 7, 2016【背景】 西洋諸国では果物摂取量が多い方が心血管疾患が少ないことが分かっているが、果物摂取量が少…

今週のカンファ:術後脾静脈瘤/痰かX線か/出血性梗塞の降圧目標

今週のカンファまとめますね。知らない概念を知るのは楽しいですね。日々学びを続けております。 術後脾静脈瘤 post-operative splenic vein aneurysm 脾臓に静脈瘤が出来るんだなあと改めて勉強です。かなり稀と言われていましたが、昨今画像診断の進歩とと…

NEJM Knowledge+:40歳男性 太った男性

NEJMのKnowledge+です。まあ、普通なんですが・・・ 症例:40歳男性 太った男性 40歳男性で過去に特記すべき既往のない方がここ数年で体重が9kg増加したとのことで受診。食事はほとんど外食。内服は無くタバコは吸わない。アルコールは週末にビールを2杯飲…

MKSAP:特発性高カルシウム尿症/免疫正常者のHBV感染/汗疹の診断と治療/無症状の患者の左房粘液腫

MKSAPまとめです。まったく同じフォーマットで別人が書いてますよー笑 特発性高カルシウム尿症Idiopathic hypercalciuria ❶症例 36歳女性。昨年1年で3回の尿路結石を発症し、その評価目的に来院。各々は鎮痛薬で治療され、尿路閉塞には至らなかった。結石の…

ACPJC:Therapeutics EF低下心不全患者では看護師主導の心不全治療薬の調整が入院と死亡率を減らす

ACPJCです。なんか最近CPAPの副次効果は期待しないことにしております。 Nurse-led titration of angiotensin converting enzyme inhibitors, beta-adrenergic blocking agents, and angiotensin receptor blockers for people with heart failure with redu…

今週のカンファ:Pemberton sign/腸球菌の感染性心内膜炎/心不全と腹痛

今週のカンファだいぶアップ遅れ。これもそろそろ外注かな(笑)。 Pemberton sign 恥ずかしながら今回初めて知りました。レジデントから教わるというのは嬉しいですね。やっぱりミクスチャー大事。色んなところから人が集まってくれるからこそです。お互い…

Review:NEJM 非心臓手術の心臓合併症

おい!って突っ込み入れたくなりましたが(笑)2016年度からこのブログも当院の複数メンバーで更新していこうと思っています。管理人の「さかなクン」だけでなく、マッチョな虚の「いわいわさん」にご登場頂こうと思って、よろしくね〜って頼んでおいたらこ…

ACPJC:Etiology 消化管出血後に抗血栓薬を再開することは心房細動患者の予後改善に繋がる

ACPJCです。このトピック重要ですね。実際出血した人に続けましょう!っていうの難しいですけどね。 Stroke and recurrent haemorrhage associated with antithrombotic treatment after gastrointestinal bleeding in patients with atrial fibrillation: n…

MKSAP:高齢者の失神/神経性潰瘍の診断/QRS幅広頻拍の診断/オピオイド誘発性便秘の管理

MKSAPまとめです〜さらっとですね。今回4問目はさらにゲストエディターでした。Y君お疲れ様。 高齢者の失神Manage syncope in an elderly patient ❶症例 78歳男性。失神を目撃され救急搬送。食事中に脈の飛ぶ感じがあり倒れたと。妻によると30秒ほど気を失っ…

今週のカンファ:我々はGraves病と呼ぶ!/Toe Brachial index/転移性肺腫瘍と敗血症性塞栓

今週のカンファ。って先週じゃん! 我々はGraves病と呼ぶ! We call Graves disease まあ本当にどうでも良いエントリーなんですが・・・皆さんはBasedow病派ですか?Graves病派ですか?え?どっちでも良いって? 一般的には欧米圏ではGraves病、本邦ではBase…

MKSAP:水疱性疾患の診断/正常血圧性虚血性急性腎障害の診断/巨細胞性血管炎の診断/不整脈検査のための適切なモニター選択

MKSAPまとめ@C先生コーナー。一週遅れ。すいません、まとめ遅くて・・・ 水疱性疾患の診断Diagnose blistering disorders ❶症例 79歳男性。3−4週間前から掻痒感を伴う水疱が胸・腹・下肢に広がっている。水疱は緊満し黄色の液体が流れ出し治癒する前に固ま…

論文抄読会:BMJ & AIM インクレチン製剤と膵癌/DPP阻害薬と心不全/肥満患者への金銭サポート/週1回GLP-1製剤の利益と害

■BMJ■ インクレチン製剤と膵癌 Incretin based drugs and the risk of pancreatic cancer:international multicentre cohort study*1 インクレチン製剤は様々な疾患との関連が取りざたされては消えていきますが、今回は膵臓癌。実はこれまで過去に6つの観察…

ACPJC:Clinical Prediction Guide 心房細動患者ではCHADS2やCHADS2-vascよりもATRIAスコアが良い?

ACPJC今月はちょっと不作。でもこれは興味深いです。 ATRIAスコアに要注目! Comparative performance of ATRIA, CHADS2, and CHA2DS2-VASc risk scores predicting stroke in patients with atrial fibrillation: results from a national primary care dat…

今週のカンファ:鑑別診断の吟味/肺動静脈瘻/心臓再同期療法の適応

今週のカンファ。ちょっとアップ遅れ。大物原稿10000文字に週末をもってかれました(笑)今週末も一個はやらないとなああ。 鑑別診断の吟味 Scrutiny of differential diagnosis 様々な場面で鑑別診断をあげることが多いと思います。当院でworking diagnosis…

NEJM Knowledge+:65歳男性 心窩部痛

NEJMのKnowledge+です。今週も学生さん。そしてまあ荒れる荒れる・・・ちなみにこの心電図はこの間見ました。 症例:65歳男性 心窩部痛 65歳の高血圧患者さんが救急外来に心窩部痛・嘔気・発汗を主訴に来院。症状は1週間前から始まり、最初は持続時間が5-10…

MKSAP:心房中隔一次孔欠損の診断/BCG癌治療中の肺結核感染の評価/内視鏡超音波を用いた膵癌診断/蜂窩織炎の診断

MKSAPまとめ@C先生コーナー。今週は学生さんもいます〜。。 心房中隔一次孔欠損の診断Diagnose ostium primum atrial septal defect ❶症例 45歳男性。6週間前から悪化傾向の労作時呼吸困難を主訴に来院。5ヶ月前は軽い運動がしにくい程度の呼吸困難だったが…

ACPJC:Etiology 高血圧患者で非心臓手術を予定している患者では、長期間のβ遮断薬治療が周術期の主要心血管イベント(MACE)や死亡を増やす

ACPJCです。β遮断薬と周術期という話題です。 β-blocker-associated risks in patients with uncomplicated hypertension undergoing noncardiac surgery. Jørgensen ME, Hlatky MA, Køber L, et al. JAMA Intern Med. 2015;175:1923-31. 臨床上の疑問: 高…

今週のカンファ:HAS-BLEDを下げる努力/この認知症の方は終末期なのか?/黄色爪症候群

今週のカンファ。木曜は地域のデスカンファの司会だったので早引き。ちなみに学生さん曰くもっと大人数のカンファを想像していた模様です。すいません、だいぶこぢんまりで・・・(笑) HAS-BLEDを下げる努力 Effort for HAS-BLED score HAS-BLEDスコアは知…

ACPJC:Therapeutics 心血管疾患を合併した2型糖尿病患者では、エンパグリフロジンが3.1年後に心血管イベントを減らす

ACPJCでも取り上げられていました。さてさて、どんな評価になりますことやら。 Empagliflozin, cardiovascular outcomes, and mortality in type 2 diabetes. Zinman B, Wanner C, Lachin JM, et al; EMPA-REG OUTCOME Investigators. N Engl J Med. 2015;37…

今週のカンファ:ラクナ梗塞の病歴/右心内血栓/気胸の原因

今週のカンファまとめました!冬だけに血管系の話題が多いですね。 ラクナ梗塞の病歴 History of small vessel disease 脳梗塞の病型分類は日々勉強なのですが、今回はTime courseについて考える機会がありました。これは以前当ブログでもまとめておいたので…

MKSAP:扁平疣贅の診断/声帯機能不全の診断/急性期脳梗塞に対する抗血栓療法/心筋梗塞後心室中隔穿孔の診断

MKSAPまとめは、今回もゲストライターC先生!ありがとー。相変わらずの誤字多めですが(笑)さすがです!当直明けでいけなかったのでここで勉強になりました。 扁平疣贅の診断Diagnose flat warts ❶症例 25歳男性が、3ヶ月前から鮮やかで滑らかな瘤が顔面・…

論文抄読会:BMJ & Lancet ボクシングは禁止すべきか?/転倒予防介入プログラム/積極的降圧治療の効果/満期近い妊婦の陣痛前破水への陣痛誘発

■BMJ■ ボクシングは禁止すべきか? Should we ban boxing?*1 ボクシングの話題は結構あちこちで取りざたされておりますが、今回はディベート形式でボクシングの是非を問うています。もちろん、医療とか健康という尺度を絶対的な尺度とすれば禁止すべき理論…

ACPJC:Clinical Prediction guide ORBIT出血スコアは心房細動患者の2年以内の主要な出血を予測する

ACPJCで出血リスク見積もりスコアの検証。ORBITスコアは初めて知りました。 The ORBIT bleeding score: a simple bedside score to assess bleeding risk in atrial fibrillation. O’Brien EC, Simon DN, Thomas LE, et al. Eur Heart J. 2015;36:3258-64. …

論文抄読会:BMJ & Lancet じゃがいもを食べ過ぎると妊娠糖尿病が増える/爪の異常/メトホルミンは本当に2型糖尿病の第一選択薬なのか?/パーキンソン病の歴史/腹部大動脈瘤スクリーニングをめぐって

■BMJ■ じゃがいもを食べ過ぎると妊娠糖尿病が増える Pre-pregnancy potate consumption and risk of gestational diabetes mellitus: prospective cohort study*1 じゃがいも好きにはなかなか辛い研究です。子供の頃、畑でとれたのを食べてたのが原因ではな…

今週のカンファ:Carnett徴候/腹壁痛の鑑別/後壁心筋梗塞とR波

今週のカンファまとめておきます! Carnett sign Carnett's sign Carnett徴候は腹壁由来の疼痛を検出するのに有効な身体所見です。一応ご存じの方も多いとは思いますが、一応まとめておきます。【方法】①仰臥位で両腕を胸にクロスさせる。②一番強い圧痛部位…

MKSAP:片側の感音性難聴/有痛性糖尿病性神経障害の治療/職業性肺疾患の診断/不整脈原性右室心筋症患者の失神

MKSAPまとめです。 今週から、ゲストライターも交えてお送りすることに。当院のC先生にお願いしています〜。よろしゅう。 片側の感音性難聴Manage unilateral sensorineural hearing loss ❶症例 29歳女性。右側の聴力低下が徐々に進行するため受診。3-4ヶ月…

論文抄読会:JAMA & NEJM 心不全へのネプリライシン阻害薬/病院での緩和ケアレビュー

■JAMA■ 心不全へのネプリライシン阻害薬 Valsaltan/Sacubitril for heart failure 心不全に対するネプリライシン阻害薬の効果が2015年に報告され、FDAは7月にNYHA 2-4のHFREFに対して、ARB/ネプリライシン阻害薬を認可しています。根拠となったのは、以前こ…