栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

感染症

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー 結婚と健康・・・ 他

ミネルバです。今月もなかなか興味深かったです皆様結婚したくなったでしょうか?笑①既婚者の方が健康?②MMGスクリーニングについて③興奮した患者の治療④TNF-α阻害薬と悪性腫瘍⑤乳幼時期の感染症

症例:JGIM 43歳男性 腰痛と右下肢筋力低下

case report。うむ〜。これを画像から疑えるように精進精進。まあ、最後はtissue is issueな感じでした。 症例:43歳男性 腰痛と右下肢筋力低下J Gen Intern Med 32(7):846–7 43歳のフィリピン人男性が腰痛と右下肢の筋力低下で外来を受診された。坐骨神経痛…

症例:BMJ 21歳女性 前胸部の色素沈着

case report。うむ〜。プライマリケア領域ですね。見逃してるのかもなあ。 症例:21歳女性 前胸部の色素沈着BMJ 2018;361:k1819 doi: 10.1136/bmj.k1819 (Published 21 June 2018) 21歳女性が皮膚科に無症候性の色素沈着斑が前胸部に出現したとのことで受診…

LESS IS MORE: ステロイド使用とPCP予防 A teachable moment

これは重要なポイントですねLESS IS MOREもきちんとやるべきことは提示すべきですね。勉強になります!

LESS IS MORE: STI患者のパートナーを治療する A teachable moment

これは重要なテーマですねえ。一方で、日本での実践が難しい内容も多かったです。この辺り、蔓延状況も異なるのかもしれませんが、やはり米国は一歩先を行っている感じはありますね。

症例:JGIM 89歳男性 皮膚病変・発熱

case report。これはびっくりだなあ。見たことないです。骨に着目しなそうですね。 症例:89歳男性 皮膚病変・発熱J Gen Intern Med 32(9):1063 89歳男性、ラオスからの移民で糖尿病既往歴がある患者が、経口抗菌薬を2回使用したが発熱・皮膚症状が4か月続…

論文:RetroCohort 高齢者の尿路感染症に対するトリメトプリム使用と副作用

高齢者の尿路感染症にST合剤を使用している人はどの程度いますでしょうか?ニューキノロン系が軒並み耐性を獲得されていく中で、ST合剤の果たす役割は増えていくと思っています。一方でやはり気になるのはST合剤の副作用です。併用薬との問題などもあり、使…

症例:BMJ 77歳男性 左腹部腫瘤

case reportご紹介ですこの疾患は未だ経験したことはありません。なかなか衝撃的な画像ですね。少し頭の片隅に入れておく必要はありますね。 症例:77歳男性 左腹部腫瘤BMJ 2018 ; 361 doi:https ://doi.org/10.1136/bmj.k1719 77歳男性が、4か月前からの体…

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー 老人性難聴 他

ミネルバご紹介なり〜毎回勉強になりますが、意外な事実という感じが良いですね①老人性難聴②心房中隔欠損③高血圧を治療する時期を決める④抗菌薬耐性⑤本当にベストフレンドか?⑥二重に見える

症例:BMJ 98歳女性 爪異常

case reportご紹介ですこの爪で想起できるかなあ・・・結構悩みますね。 症例:98歳女性 爪異常BMJ 2016;352:i22 doi: 10.1136/bmj.i22 98歳女性で養護老人ホームに入所中。爪真菌感染の疑いで紹介となった。施設に9人の入居者とスタッフが再発性感染の治療…

論文:Cross sectional 米国成人の副鼻腔炎に対する抗菌薬治療期間

副鼻腔炎で抗菌薬が必要な状況自体がだいぶ少ないなあという印象はありますが、その治療期間についての研究が出ています。一方で米国では副鼻腔炎が外来で最も抗菌薬が処方される症状なのだそうです。抗菌薬stewardshipの取組は、抗菌薬を処方するかどうかや…

症例:JGIM 43歳男性 臍の膿

case reportご紹介ですJGIMも読み出したら千葉大学の先生方のcase reportがたくさん出てきていました。すごいなあ。うちもclinical imageから挑戦していこうかなあ。 症例:43歳男性 臍の膿J Gen Intern Med 32(3):360 43歳男性が、1週間経過する腹痛と臍か…

ACPJC:治療 成人の黄色ブドウ球菌菌血症で通常治療にリファンピシンを追加してもアウトカムは改善しない

ACPJC紹介です。RFP併用、時折見受けられますよね。根拠の無い併用薬剤についてのネガティブデータは意外と重要かもしれません。 Thwaites GE, Scarborough M, Szubert A, et al; United Kingdom Clinical Infection Research Group (UKCIRG). Adjunctive ri…

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー 猩紅熱再び・・・ 他

ミネルバご紹介なり〜個人的には自動速度違反取締装置の費用対効果がツボでした。おもろいこと考えますなあ。①猩紅熱②移民の健康③自動速度違反取締装置④妊娠中のパラセタモール⑤ジカウイルスと小頭症⑥心不全の診断

ACPJC:治療 SGLT-2阻害薬にDPP-4阻害薬を追加することは性感染症は減らすが泌尿器性感染症は減らさない

ACPJC紹介です。SGLT-2阻害薬について少しずつ知識を増やしているところです。皆様は結構使っているのでしょうか? Fadini GP, Bonora BM, Mayur S, Rigato M, Avogaro A. Dipeptidyl peptidase-4 inhibitors moderate the risk of genitourinary tract infe…

論文:Retrocohort 蜂窩織炎評価における画像と血液培養の有用性

蜂窩織炎評価における画像と血液培養の有用性Clinical Usefulness of Imaging and Blood Cultures in Cellulitis Evaluation JAMA Internal Medicine Published online April 2, 2018 【背景】 蜂窩織炎は真皮および皮下組織に発症する急性細菌性皮膚感染症…

Clinical Problem Solving:Home Sweet Home

追体験としては良いですかね。渡航者発熱はなかなか出会わないので、素振りしておくしかないですね、ひたすら。何気にディスカッサントの方々のコメントが良いんだけど、スライドには反映しておりません、はい。

症例:23歳女性 口の中が痛い・・・

case reportです。commonですねえ。そしてPCRとは・・・ 症例:23歳女性 口の中が痛い・・・ BMJ 2018;360:k568 doi: 10.1136/bmj.k568 (Published 22 February 2018) 23歳女性。1週間の鼻風邪、発熱、咽頭痛で受診。軟口蓋と扁桃に有痛性の水疱あり。 (本…

ACPJC:質改善 プライマリケアではCRPとSDMとプロカルシトニンが急性気道感染症への抗菌薬処方を減らす

ACPJC紹介です。CRPとSDMとPCT・・・平松絵理みたいだ。 Tonkin-Crine SK, Tan PS, van Hecke O, et al. Clinician-targeted interventions to influence antibiotic prescribing behaviour for acute respiratory infections in primary care: an overview …

LESS IS MORE:好中球減少性発熱の管理 A teachable moment

抗菌薬使用についてのフィードバックは嫌がられますけどね。特に内科医ほど大変です、はい。でも、言うことは言わないと独りよがりになりますから・・・

論文:RCT 外来における単純性下部尿路感染症の症状治療

外来における単純性下部尿路感染症の症状治療Symptomatic treatment of uncomplicated lower urinary tract infections in the ambulatory setting: randomised, double blind trial BMJ 2017;359:j4784 【背景】 尿路感染は最も頻度の多い細菌感染症の一つ…

LESS IS MORE:下腿の浮腫・潰瘍〜赤けりゃ全て感染?〜 A teachable moment

これは時折ピットフォールに落ちそうになるので。なかなか境目が難しい事があります。

論文:RetroCohort エビデンスに基づいたケアプロセスが黄色ブドウ球菌菌血症の死亡率に与える影響 2003-2014年

Association of Evidence-Based Care Processes With Mortality in Staphylococcus aureus Bacteremia at Veterans Health Administration Hospitals, 2003-2014エビデンスに基づいたケアプロセスが黄色ブドウ球菌菌血症の死亡率に与える影響 2003-2014年 JA…

今週のカンファ:誤嚥防止術の適応/セキューラⓇの膜/侵襲性肺アスペルギルス症

カンファまとめですちょっとモヤモヤする事が多いです。 誤嚥防止術の適応 Indications for surgery to prevent aspiration 誤嚥を防止するための外科的手術の適応を考える状況は皆様どの程度あるでしょうか?高齢者の認知症や老衰に伴う嚥下機能障害に対す…

身体所見:Janeway病変

さて、身体所見シリーズ。今週は"I"行こうと思ったら診あたらず・・・どなたかIで始まる人名の身体診察所見があったら教えてくださいませ。ということで、人文字とぼして"J"いきます Janeway lesion ジェンウェイ病変 【方法】 手掌(特に母子球や小指球)…

症例:JAMA ped 6歳男児 発熱・嘔吐・腹痛

case reportです。ちょっと昔の奴を引っ張り出してきました。 症例:6歳男児 発熱・嘔吐・腹痛 JAMA Pediatrics October 2015 Volume 169, Number 10 生来健康な6歳男児が、6日持続する発熱(最高40℃)、断続的嘔吐、4日前からのび漫性腹痛を認めた。身体診…

ACPJC:治療 単純性蜂窩織炎の治療としてセファレキシンにST合剤を追加しても治癒率は改善せず

ACPJC紹介なり。諸外国ではCA-MRSAも多くなっている様なので更に悩ましい所ですね。 Effect of cephalexin plus trimethoprim–sulfamethoxazole vs cephalexin alone on clinical cure of uncomplicated cellulitis: a randomized clinical trial. Moran GJ,…

ACPJC:治療 重症インフルエンザ感染症の入院患者では、オセルタミビル単剤より3剤併用療法の方が死亡率を下げる

ACPJC紹介です。さて、これをどう適用するかだなあ3剤とは、クラリスロマイシン・ナプロキセン・オセルタミビルとのこと。 Efficacy of clarithromycin– naproxen–oseltamivir combination in the treatment of patients hospitalized for influenza A(H3N2…

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー 中耳炎に対する抗菌薬 他

ひさびさにミネルバですテンポよくサクサクいきましょう。移動時間にできちゃうのはラクチンです。①抗菌薬が必要な中耳炎小児は誰?②小児期の溺水③スタチンと大腸癌④GCAの診断⑤タトゥー⑥前立腺癌と精管切除⑦12脳神経

今週のカンファ:椎体炎の治療期間/SSAP/椎骨脳底動脈循環不全

カンファまとめですとりあえずあるあるを。 椎体炎の治療期間 EDuration of treatment for vertebral osteomyelitis ひとまず、今の医療機関に来てからというもの化膿性椎体炎がものすごく多い印象です。まあ、もちろん治療期間が長期化するので、ずっと話題…