栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

薬剤

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー 中耳炎に対する抗菌薬 他

ひさびさにミネルバですテンポよくサクサクいきましょう。移動時間にできちゃうのはラクチンです。①抗菌薬が必要な中耳炎小児は誰?②小児期の溺水③スタチンと大腸癌④GCAの診断⑤タトゥー⑥前立腺癌と精管切除⑦12脳神経

論文:RCT 介護施設での不適切処方の中止介入

介護施設での不適切処方の中止介入Discontinuing Inappropriate Medication Use in Nursing Home Residents Ann Intern Med. doi:10.7326/M16-2729 【背景】 介護施設における不適切処方は臨床的な問題を引き起こすことはよく知られているが、介護施設におい…

2017年10月 ACP Diabetes monthly HIGHLIGHT/MKSAP QUIZ/KEEPING TABS

以前から気になっていたDiabetes monthlyからの情報提供です。糖尿病ケアはプライマリケア医にとって重要なタスクの一つです。まあ、情報は何やら薬剤情報に偏っている気もしないでもないですが・・・ 【HIGHLIGHT】①2型糖尿病患者における週1エキセナチド…

ACPJC:臨床予測式 初回のunprovoked VTE患者において、抗凝固療法5-12ヶ月後のHERDOO2スコアは再発低リスク女性の同定に有用

ACPJC紹介です。以前からチラ見していたHERDOO2スコアについて也。タイトル分かりにく! Validating the HERDOO2 rule to guide treatment duration for women with unprovoked venous thrombosis: multinational prospective cohort management study. Rodg…

地域医療ジャーナル 10月号:冷酷なエビデンス

10月号発行です。今月は企画特集「冷酷なエビデンス」です。多彩な記者が様々な視点からエビデンスの冷酷性を触れています。 cmj.publishers.fm 以下Editorialより一部引用します 高齢化社会を迎え、医療に対する過度な期待が蔓延している現代。 それを裏切…

症例:BMJ 64歳男性 皮疹

case reportです。さて、この皮膚は?? 症例:64歳男性 皮疹 BMJ 2017;359:j4338 64歳男性が,重度の紅斑性水疱性発疹を発症し入院が必要と判断された。病変は顔面・首・前腕・下肢に及んだ。 (本文より引用) 皮膚症状はスペインに休暇のため出かけ、スペ…

今週のカンファ:フェンタニルによる呼吸困難への効果/小腸出血の鑑別/潰瘍性大腸炎とANCA

カンファまとめですまあ、備忘録兼ねてですね。メンバーへの裏メッセージも笑 フェンタニルによる呼吸困難への効果 Effect if Fentanyl for dyspnea カンファレンスで話題になっておりましたが、どんなもんかなともう一度確認しておきます。 一般的に終末期…

ACPJC:治療 変形性膝関節症患者では関節内ステロイド注射は鎮痛効果がない

ACPJC紹介です。 Effect of intra-articular triamcinolone vs saline on knee cartilage volume and pain in patients with knee osteoarthritis: a randomized clinical trial. McAlindon TE, LaValley MP, Harvey WF, et al. JAMA. 2017;317:1967-75. 臨…

ACPJC:治療 1型糖尿病患者ではインスリンポンプでも複数回注射でも2年後のHbA1cは変わらない

ACPJC紹介です。基本的にはサロゲートアウトカムでの評価ですね。 Relative effectiveness of insulin pump treatment over multiple daily injections and structured education during flexible intensive insulin treatment for type 1 diabetes: cluster…

ACPJC:治療 デキサメタゾンは急性咽頭痛の24時間後の症状を改善しない

ACPJC紹介です。この辺りは最近まさにPros & Consという形ですね。ま、使いませんけど・・・ Effect of oral dexamethasone without immediate antibiotics vs placebo on acute sore throat in adults: a randomized clinical trial. Hayward GN, Hay AD, M…

LESS IS MORE: ”腸管レジメン”の害 A teachable moment

あまり、こういったことは無いような気もしますが、様々な約束処方にもメスを入れましょうと言うところなのでしょうか・・・

ACPJC:疫学 短期間の経口ステロイドは敗血症・静脈血栓症・骨折のリスクである

ACPJC紹介です。これは一時期SNS上で話題になっていたBMJの奴でしたねえ。本文紹介し損ねたのでこちらで・・・ Short term use of oral corticosteroids and related harms among adults in the United States: population based cohort study. Waljee AK, R…

ACPJC:疫学 非弁膜症性心房細動患者ではDOAC関連消化管出血はダビガトラン・リバロキサバンよりアピキサバンが少ない

ブログ久々に更新! ACPJC紹介です。色々思うところがあり、ちょっと試行錯誤はしていきたいと思います。なかなか情報発信は難しいデスね。 Gastrointestinal safety of direct oral anticoagulants: a large population-based study. Abraham NS, Noseworth…

メモ:高齢者のスタチン療法のリスク

これ読みながら、なんか巨人がめちゃ強かったときのアンチ巨人を思い出した・・・

ACPJC:Etiology 心房細動合併の脳出血罹患後にワーファリンを継続すると死亡が減る

ACPJC紹介です〜。これって1回紹介したかなあ。 Outcomes associated with resuming warfarin treatment after hemorrhagic stroke or traumatic intracranial hemorrhage in patients with atrial fibrillation. Nielsen PB, Larsen TB, Skjoth F, Lip GY.…

ACPJC:Therapeutics CDIでは通常治療に静注ベズロトキスマブを加えると12週後の再発を減らす

ACPJC紹介です〜。CDIいなくなったなあ・・・もうかれこれ半年くらいは見かけてないです。 Bezlotoxumab for prevention of recurrent Clostridium difficile infection. Wilcox MH, Gerding DN, Poxton IR, et al; MODIFY 1 and MODIFY II Investigators. N…

論文:RCT 高齢者の心血管一次予防に対するスタチン治療と通常ケアの効果

高齢者の心血管一次予防に対するスタチン治療と通常ケアの効果Effect of Statin Treatment vs Usual Care on Primary Cardiovascular Prevention Among Older AdultsThe ALLHAT-LLT Randomized Clinical Trial JAMA Intern Med. doi:10.1001/jamainternmed.2…

論文:RCT 新規カリウムイオン競合型酸抑制薬であるボノプラゾンをピロリ菌除菌のレジメンに加えた治療効果

新規カリウムイオン競合型酸抑制薬であるボノプラゾンをピロリ菌一次除菌のレジメンに加えた治療効果Vonoprazan, a novel potassium-competitive acid blocker, as a component of first-line and second-line triple therapy for Helicobacter pylori eradi…

論文:Retrocohort MSSA菌血症に対するナフシリンまたはセファゾリンとバンコマイシンの効果比較

MSSA菌血症に対するナフシリンまたはセファゾリンとバンコマイシンの効果比較Comparative effectiveness of nafcillin or cefazolin versus vancomycin in methicillin-susceptible Staphylococcus aureus bacteremia BMC Infectious Diseases 2011, 11:279 …

LESS IS MORE: 対症療法としての感染性心内膜炎治療 A teachable moment

この考え方は興味深いです。本邦ではオピオイドはさほど多くないかもしれませんが、アルコール関連の物質依存や生活習慣病(ある意味食事への物質依存?)にも応用可能ではないかと考えています。まあ、でもどうしても陰性感情が湧く気持ちもわからないでは…

論文:RCT 急性咽頭炎に対するデキサメタゾンの効果

急性咽頭炎に対するデキサメタゾンの効果Effect of Oral Dexamethasone Without Immediate Antibiotics vs Placebo on Acute Sore Throat in Adults A Randomized Clinical Trial JAMA. 2017;317(15):1535-1543. doi:10.1001/jama.2017.3417 【背景】 急性咽…

ACPJC:Therapeutics 2型糖尿病患者に対するSU剤使用と全死亡・心血管イベントとの関連

ACPJC紹介します。さて、SU剤をどうするかという話ですが、リスク覚悟でどうするかというところでしょうか。 Cardiovascular events and all- cause mortality associated with sulphonylureas compared with other antihyperglycaemic drugs: a Bayesian me…

論文:Retrocohort 外来高齢患者の引き継ぎにおいて、不要な薬剤が申し送られている頻度

外来高齢患者の引き継ぎにおいて、不要な薬剤の申し送られている頻度Prevalence of inadequately justified medications transferred during outpatient handoffs of elderly patients Geriatr Gerontol Int. 2017 Feb;17(2):355-357. doi: 10.1111/ggi.1287…

ACPJC:Etiology CKD・CHF・CLDに対するメトホルミンの効果

ACPJC紹介します。今回はAnnalsから。これは以前の抄読会ネタでも紹介しましたが、興味深いのでもう一度。SRの質としては微妙かもしれません。 Clinical outcomes of metformin use in populations with chronic kidney disease, congestive heart failure, …

LESS IS MORE: 高齢者のポリファーマシー 〜良かれと思ったのに〜 A teachable moment

さてLESS IS MORE。ポリファーマシー登場です。でもまあ、普通のことでした。これが普通と思えるようなことをやっているのが大事な気もします。復習がてらご一読下さい。どちらかといえば病院目線の投稿です。

ACPJC:Therapeutics 喘息発作ではβ2刺激薬に加えて抗コリン薬を追加すると入院が減る

ACPJCです。喘息の発作における抗コリン薬。本邦だとアトロベントⓇやテルシガンⓇでしょうかねえ。しかもテルシガンⓇは販売中止??はてさて。Cochraneです! Combined inhaled beta-agonist and anticholinergic agents for emergency management in adults …

Review:Lancet 甲状腺機能低下症

Cです。今回は甲状腺機能低下症です。普段接する頻度の高い疾患も結構知らない事が多く、勉強になります。勉強不足な自分に日々反省、でもあります。ではどうぞ。

論文:SR COPD患者に対するLABA/LAMA併用 vs LAMA単剤 or ICS/LABA

COPD患者に対するLABA/LAMA併用 vs LAMA単剤 or ICS/LABALABA/LAMA combinations versus LAMA monotherapy or LABA/ICS in COPD: a systematic review and meta-analysis International Journal of COPD 2017:12 907–922 【背景】 ランダム化比較試験(RCT)…

LESS IS MORE: INR過延長に対する抗凝固拮抗 A teachable moment

ワーファリンが効き過ぎたとき。このシチュエーションでどうするかは一度整理しておく必要がありますね。プロトコール化してしまうのも結構重要かもしれません。

Dトレ(ポリファーマシー連載4月号):β遮断薬を考える!

連載第13回目です。2年目に突入して息切れ著しいですね笑。今回はβ遮断薬を取り上げてみました。結構大御所系がまだまだ残っているのでやりがいはありますね。 ご興味ある方は「治療」か「薬局」どちらかに掲載されておりますので是非本文をお読み下さい 薬…