栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

薬剤

論文:SR COPD患者に対するLABA/LAMA併用 vs LAMA単剤 or ICS/LABA

COPD患者に対するLABA/LAMA併用 vs LAMA単剤 or ICS/LABALABA/LAMA combinations versus LAMA monotherapy or LABA/ICS in COPD: a systematic review and meta-analysis International Journal of COPD 2017:12 907–922 【背景】 ランダム化比較試験(RCT)…

LESS IS MORE: INR過延長に対する抗凝固拮抗 A teachable moment

ワーファリンが効き過ぎたとき。このシチュエーションでどうするかは一度整理しておく必要がありますね。プロトコール化してしまうのも結構重要かもしれません。

Dトレ(ポリファーマシー連載4月号):β遮断薬を考える!

連載第13回目です。2年目に突入して息切れ著しいですね笑。今回はβ遮断薬を取り上げてみました。結構大御所系がまだまだ残っているのでやりがいはありますね。 ご興味ある方は「治療」か「薬局」どちらかに掲載されておりますので是非本文をお読み下さい 薬…

ACPJC:Therapeutics 緩和ケアを受けている患者ではリスペリドンやハロペリドールはプラセボと比較してせん妄症状を悪化させる

ACPJCです。せん妄に対する処方は原則注意が必要ですよね。ただし、非薬物療法の即効性の感じにくさが難しいところです。 Efficacy of oral risperidone, haloperidol, or placebo for symptoms of delirium among patients in palliative care: a randomize…

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー 手術の意志決定共有

ミネルヴァ結構良いです。さらっとジャーナリングするのに最適。興味があれば、是非本文を。 さて、今週は締め切り三つですね。

論文:RCT 急性および慢性の坐骨神経痛に対するプレガバリン

急性および慢性の坐骨神経痛に対するプレガバリンTrial of Pregabalin for Acute and Chronic Sciatica N Engl J Med 2017;376:1111-20. 【背景】 坐骨神経痛は日常生活に障害をもたらす疾患である一方、薬物治療に関するエビデンスは限られている。プレガバ…

ACPJC:Therapeutics α遮断薬は有害事象を増やさずに尿管結石の通過を促進する

ACPJCです。このテーマは決着着いてないですかねえ。個人的には現時点で積極的には使用していませんが・・・ Alpha blockers for treatment of ureteric stones: systematic review and meta-analysis. Hollingsworth JM, Canales BK, Rogers MA, et al. BMJ…

論文:RetroCohort 救急医のオピオイド処方パターンと長期使用のリスク

救急医のオピオイド処方パターンと長期使用のリスクOpioid-Prescribing Patterns of Emergency Physicians and Risk of Long-Term Use N Engl J Med 2017;376:663-73. 【背景】 米国でオピオイドの過剰使用が増えている一因に、医師による処方があるだろう。…

ACPJC:Therapeutics 敗血症患者では持続的抗菌薬は間欠的抗菌薬と比較して病院死亡を減らす

ACPJCです。このテーマはまた微妙な所です。集中治療領域ではTDM導入して持続ってあるとも聞きますが・・・ Randomized clinical trial of observational versus antibiotic treatment for a first episode of CT-proven uncomplicated acute diverticulitis…

論文:Prospective cohort HERDOO2ルールが女性の静脈血栓症の治療期間をガイドできるか?

HERDOO2ルールが女性の静脈血栓症の治療期間をガイドできるか?Validating the HERDOO2 rule to guide treatment duration for women with unprovoked venous thrombosis: multinational prospective cohort management study BMJ 2017;356:j1065 【背景】 H…

論文:RCT リマインダーデバイスの服薬アドヒアランスへの効果

リマインダーデバイスの服薬アドヒアランスへの効果Effect of Reminder Devices on Medication Adherence The REMIND Randomized Clinical Trial JAMA Intern Med. doi:10.1001/jamainternmed.2016.9627 Published online February 27, 2017. 【背景】 忘れ…

ACPJC:Etiology 現在および過去のNSAIDs使用は心不全入院と関連する

ACPJCです。NSAIDs毎の比較は結構興味深いですね。セレコキシブは意外と心不全増やさないんだなあ・・・ Non-steroidal anti- inflammatory drugs and risk of heart failure in four European countries: nested case-control study. Arfe` A, Scotti L, Va…

論文:RCT 夜間の筋クランプに対する酸化マグネシウムの効果 

夜間の筋クランプに対する酸化マグネシウムの効果Effect of Magnesium Oxide Supplementation on Nocturnal Leg Cramps JAMA Intern Med. doi:10.1001/jamainternmed.2016.9261 Published online February 20, 2017. 【背景】 マグネシウム製剤は、夜間の筋…

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー 外傷画像検査における予期せぬ異常所見

ネタですね小ネタ特集ですが、興味のある方は是非元文献までどうぞ〜。まだまだ知らないことばっかり。

今週のカンファ:セファメジン+バンコマイシン/インフルエンザ後のTSS/院内レジオネラ

カンファは冬なので感染症が増えて来ましたねえ。色々思うところはありますね 笑 セファメジン+バンコマイシン Cefazolin and Vancomycin 血液培養でグラム陽性球菌が生えた〜という場合にどうゆうアクションを起こすか??多くの場合には、バンコマイシン…

LESS IS MORE: ビオチン誘発性Graves病 A teachable moment

まあ、タイトルがかなり皮肉ですねえ笑ビオチンの認識はあまり無かったです。臨床検査技師さん達にとっては常識なのかもしれませんね。それぞれの持っている知識が有機的に繋がるにはどうしたら良いか、やっぱり合同で行うカンファレンスなんでしょうか・・…

Review:JAMA 2型糖尿病と心房細動とNOACと

Cです。JAMAがコモンな疾患のレビューを書いてくれました。 残念なのは費用という点からの記述がない事、NOAC間の比較情報がない事でしょうか。 どの分野でもそうですが「では我が国では何を根拠にどうすれば良いか」というのが必ずぶつかる壁ですね。 もう…

今週のカンファ:Kanavelの4徴/アスパラカリウムⓇとスローケーⓇ/骨折による出血量

カンファでの学びも相変わらず興味深いです。やっぱり症例シェアが重要ですね。知らないことたくさんだなあ。 Kanavelの4徴 Kanavel sign カンファで久々に名前を聞きました。 一応整理しておこうかと思います。Kanavel signは指の皮膚軟部組織感染症の際に…

ACPJC:Therapeutics 重症敗血症患者においてヒドロコルチゾンは敗血症性ショックへの進展を予防できない

ACPJCです。ステロイドの役割はやはり限定的ですね。 Effect of hydrocortisone on development of shock among patients with severe sepsis: the HYPRESS randomized clinical trial. Keh D, Trips E, Marx G, et al; SepNet-Critical Care Trials Group. …

論文:RCT 複数回のインスリン注射を受けている1型糖尿病患者における持続血糖モニタリング vs 通常の血糖測定

インスリン複数回治療中の1型糖尿病患者における持続血糖モニタリング vs 通常の血糖測定Continuous Glucose Monitoring vs Conventional Therapy for Glycemic Control in Adults With Type 1 Diabetes Treated With Multiple Daily Insulin InjectionsThe …

今週のカンファ:漆喰腎/腸内細菌とビタミンK/線条体内包梗塞

カンファ今年もゆるりとやってきます。少しずつ知識を増やしていきたいですね!まだまだ不十分な事が多いですが・・・ 漆喰腎 Motar kidney みなさん、言葉は知っていますでしょうか?初めての方はこちらをご覧下さい。 (http://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp…

ACPJC:Therapeutics 造影剤腎症を予防するための水分補給以外の薬剤

ACPJCまとめ。造影剤関連腎症の対応ですね。結構色々出てるんだなあ、と感心しました Comparative effectiveness of 12 treatment strategies for preventing contrast-induced acute kidney injury: a systematic review and Bayesian network meta-analysi…

ACPJC:Etiology 高齢COPD患者に新規にオピオイドを開始すると呼吸器関連および全死亡が増える

ACPJCまとめ。1月分がアップされました。楽しみ楽しみ。最近COPDばっかりですが、このあたりは在宅領域でとくに重要なエビデンスかと思います。 Incident opioid drug use and adverse respiratory outcomes among older adults with COPD. Vozoris NT, Wan…

ACPJC:Therapeutics COPD患者でベクロメタゾン/フォルモテロールにグリコピロニウムを追加すると肺機能が改善するか

ACPJCまとめ。グリコピロニウム=シーブリⓇですね。フォルモテロール/ベクロメタゾンは本邦未承認の様ですが、要はICS/LABAですねえ。ICS/LABA+LAMAの効果か・・・ Single inhaler triple therapy versus inhaled corticosteroid plus long-acting beta2-ag…

LESS IS MORE:ペニシリンアレルギーを明らかにする A teachable moment

これは以前から思っていたことでした。きちんと言語化することが大事ですね。我々のコメントは本当に重要だと言うことです。安易な「アレルギーですね」にご注意を。

論文:SR 慢性腎臓病・心不全・慢性肝疾患患者へのメトホルミン使用と臨床アウトカム

慢性腎臓病・心不全・慢性肝疾患患者へのメトホルミン使用と臨床アウトカムClinical Outcomes of Metformin Use in Populations With Chronic Kidney Disease, Congestive Heart Failure, or Chronic Liver Disease Ann Intern Med. doi:10.7326/M16-1901 【…

今週のカンファ:餅による腸閉塞/気胸に合併する膿胸/テルビナフィン内服の副作用

カンファ今年もゆるりとやってきます。冬場はどうしてもintensityが下がりますが・・・ 餅による腸閉塞 Bowel obstruction due to rice cake この白いのは何でしょう??というのが問題ですが・・・ (http://www.qqct.jp/images/seminar/1102/a_13_1.jpgよ…

LESS IS MORE: 超高用量オピオイドの不十分な効果と重篤な害 A teachable moment

新年最初のLESS IS MORE流石に日本でこんな症例はほとんど無いとは思いますが、今後増えてくるかもしれませんねえ。何人か慢性疼痛の長期処方例を見ていますが、すべからく面倒なことになっています。 ただ、ネガティブイメージだけで対応しないようにしない…

論文:RCT 転移性骨腫瘍患者に対するゾレンドロン酸の長時間間隔 vs 通常間隔の効果比較

転移性骨腫瘍患者に対するゾレンドロン酸の長時間間隔 vs 通常間隔の効果比較Effect of Longer-Interval vs Standard Dosing of Zoledronic Acid on Skeletal Events in Patients With Bone Metastases JAMA. 2017;317(1):48-58. 【背景】 第3世代のアミノビ…

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー お前の虫垂はなくなった、帰れ!

ミネルバです。虫垂炎の手術って海外ではエライことになってるみたいですね。そのうち白内障的に行われることが出てくるんでしょうか・・・