栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

薬剤

ACPJC:Etiology 現在および過去のNSAIDs使用は心不全入院と関連する

ACPJCです。NSAIDs毎の比較は結構興味深いですね。セレコキシブは意外と心不全増やさないんだなあ・・・ Non-steroidal anti- inflammatory drugs and risk of heart failure in four European countries: nested case-control study. Arfe` A, Scotti L, Va…

論文:RCT 夜間の筋クランプに対する酸化マグネシウムの効果 

夜間の筋クランプに対する酸化マグネシウムの効果Effect of Magnesium Oxide Supplementation on Nocturnal Leg Cramps JAMA Intern Med. doi:10.1001/jamainternmed.2016.9261 Published online February 20, 2017. 【背景】 マグネシウム製剤は、夜間の筋…

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー 外傷画像検査における予期せぬ異常所見

ネタですね小ネタ特集ですが、興味のある方は是非元文献までどうぞ〜。まだまだ知らないことばっかり。

今週のカンファ:セファメジン+バンコマイシン/インフルエンザ後のTSS/院内レジオネラ

カンファは冬なので感染症が増えて来ましたねえ。色々思うところはありますね 笑 セファメジン+バンコマイシン Cefazolin and Vancomycin 血液培養でグラム陽性球菌が生えた〜という場合にどうゆうアクションを起こすか??多くの場合には、バンコマイシン…

LESS IS MORE: ビオチン誘発性Graves病 A teachable moment

まあ、タイトルがかなり皮肉ですねえ笑ビオチンの認識はあまり無かったです。臨床検査技師さん達にとっては常識なのかもしれませんね。それぞれの持っている知識が有機的に繋がるにはどうしたら良いか、やっぱり合同で行うカンファレンスなんでしょうか・・…

Review:JAMA 2型糖尿病と心房細動とNOACと

Cです。JAMAがコモンな疾患のレビューを書いてくれました。 残念なのは費用という点からの記述がない事、NOAC間の比較情報がない事でしょうか。 どの分野でもそうですが「では我が国では何を根拠にどうすれば良いか」というのが必ずぶつかる壁ですね。 もう…

今週のカンファ:Kanavelの4徴/アスパラカリウムⓇとスローケーⓇ/骨折による出血量

カンファでの学びも相変わらず興味深いです。やっぱり症例シェアが重要ですね。知らないことたくさんだなあ。 Kanavelの4徴 Kanavel sign カンファで久々に名前を聞きました。 一応整理しておこうかと思います。Kanavel signは指の皮膚軟部組織感染症の際に…

ACPJC:Therapeutics 重症敗血症患者においてヒドロコルチゾンは敗血症性ショックへの進展を予防できない

ACPJCです。ステロイドの役割はやはり限定的ですね。 Effect of hydrocortisone on development of shock among patients with severe sepsis: the HYPRESS randomized clinical trial. Keh D, Trips E, Marx G, et al; SepNet-Critical Care Trials Group. …

論文:RCT 複数回のインスリン注射を受けている1型糖尿病患者における持続血糖モニタリング vs 通常の血糖測定

インスリン複数回治療中の1型糖尿病患者における持続血糖モニタリング vs 通常の血糖測定Continuous Glucose Monitoring vs Conventional Therapy for Glycemic Control in Adults With Type 1 Diabetes Treated With Multiple Daily Insulin InjectionsThe …

今週のカンファ:漆喰腎/腸内細菌とビタミンK/線条体内包梗塞

カンファ今年もゆるりとやってきます。少しずつ知識を増やしていきたいですね!まだまだ不十分な事が多いですが・・・ 漆喰腎 Motar kidney みなさん、言葉は知っていますでしょうか?初めての方はこちらをご覧下さい。 (http://xn--o1qq22cjlllou16giuj.jp…

ACPJC:Therapeutics 造影剤腎症を予防するための水分補給以外の薬剤

ACPJCまとめ。造影剤関連腎症の対応ですね。結構色々出てるんだなあ、と感心しました Comparative effectiveness of 12 treatment strategies for preventing contrast-induced acute kidney injury: a systematic review and Bayesian network meta-analysi…

ACPJC:Etiology 高齢COPD患者に新規にオピオイドを開始すると呼吸器関連および全死亡が増える

ACPJCまとめ。1月分がアップされました。楽しみ楽しみ。最近COPDばっかりですが、このあたりは在宅領域でとくに重要なエビデンスかと思います。 Incident opioid drug use and adverse respiratory outcomes among older adults with COPD. Vozoris NT, Wan…

ACPJC:Therapeutics COPD患者でベクロメタゾン/フォルモテロールにグリコピロニウムを追加すると肺機能が改善するか

ACPJCまとめ。グリコピロニウム=シーブリⓇですね。フォルモテロール/ベクロメタゾンは本邦未承認の様ですが、要はICS/LABAですねえ。ICS/LABA+LAMAの効果か・・・ Single inhaler triple therapy versus inhaled corticosteroid plus long-acting beta2-ag…

LESS IS MORE:ペニシリンアレルギーを明らかにする A teachable moment

これは以前から思っていたことでした。きちんと言語化することが大事ですね。我々のコメントは本当に重要だと言うことです。安易な「アレルギーですね」にご注意を。

論文:SR 慢性腎臓病・心不全・慢性肝疾患患者へのメトホルミン使用と臨床アウトカム

慢性腎臓病・心不全・慢性肝疾患患者へのメトホルミン使用と臨床アウトカムClinical Outcomes of Metformin Use in Populations With Chronic Kidney Disease, Congestive Heart Failure, or Chronic Liver Disease Ann Intern Med. doi:10.7326/M16-1901 【…

今週のカンファ:餅による腸閉塞/気胸に合併する膿胸/テルビナフィン内服の副作用

カンファ今年もゆるりとやってきます。冬場はどうしてもintensityが下がりますが・・・ 餅による腸閉塞 Bowel obstruction due to rice cake この白いのは何でしょう??というのが問題ですが・・・ (http://www.qqct.jp/images/seminar/1102/a_13_1.jpgよ…

LESS IS MORE: 超高用量オピオイドの不十分な効果と重篤な害 A teachable moment

新年最初のLESS IS MORE流石に日本でこんな症例はほとんど無いとは思いますが、今後増えてくるかもしれませんねえ。何人か慢性疼痛の長期処方例を見ていますが、すべからく面倒なことになっています。 ただ、ネガティブイメージだけで対応しないようにしない…

論文:RCT 転移性骨腫瘍患者に対するゾレンドロン酸の長時間間隔 vs 通常間隔の効果比較

転移性骨腫瘍患者に対するゾレンドロン酸の長時間間隔 vs 通常間隔の効果比較Effect of Longer-Interval vs Standard Dosing of Zoledronic Acid on Skeletal Events in Patients With Bone Metastases JAMA. 2017;317(1):48-58. 【背景】 第3世代のアミノビ…

MINERVA:おもしろ論文紹介コーナー お前の虫垂はなくなった、帰れ!

ミネルバです。虫垂炎の手術って海外ではエライことになってるみたいですね。そのうち白内障的に行われることが出てくるんでしょうか・・・

ACPJC:Therapeutics 糖尿病患者ではアスピリンはプラセボと比較して心血管イベントを予防しない

ACPJCまとめ。これはもうほぼ確実で良いでしょうね。嗚呼、一次予防・・・ Aspirin for primary prevention of cardiovascular and all-cause mortality events in diabetes: updated meta- analysis of randomized controlled trials. Kunutsor SK, Seidu S…

ACPJC:Therapeutics 脳卒中もしくはTIA既往の有無に関わらず心房細動患者ではエドキサバンはワーファリンと同等の効果で安全性は良い

ACPJCまとめ。DOAC関連の研究がたくさん出てきていますね。時代かなあ・・・Fundは製薬会社ですが・・・ Outcomes with edoxaban versus warfarin in patients with previous cerebrovascular events: findings from ENGAGE AF-TIMI 48 (Effective Anticoagu…

ACPJC:Therapeutics 市中肺炎患者では臨床的に安定して5日で抗菌薬を中止しても通常ケアと同等

ACPJCまとめ。抗菌薬治療期間についてのエビデンスは今後も様々欲しいところです。 Duration of antibiotic treatment in community-acquired pneumonia: a multicenter randomized clinical trial. Uranga A, Espan ̃ a PP, Bilbao A, et al. JAMA Intern M…

論文:RetroCohort 腹水を伴う肝硬変患者に対するプロトンポンプ阻害薬は肝性脳症と特発性細菌性腹膜炎のリスク

腹水を伴う肝硬変患者に対するプロトンポンプ阻害薬は、肝性脳症と特発性細菌性腹膜炎のリスクProton pump inhibitors as a risk factor for hepatic encephalopathy and spontaneous bacterial peritonitis in patients with cirrhosis with ascites HEPATO…

今週のカンファ:赤芽球癆の原因は?/リツキシマブによる血球減少/急性未分化型白血病

カンファネタです。しばらくお休みしておりましたが、ようやくブログもオンタイム追いついてきました。まあ、こっちを頑張ると本業や執筆等が間に合わなくなるのですが笑。そして、今回は何だか血液ネタが・・・ 赤芽球癆の原因は? Cause of pure red cell …

ACPJC:Therapeutics 慢性便秘に対する各薬剤の効果

ACPJCまとめ。便秘に対するレビュー。 Comparison of efficacy of pharmacological treatments for chronic idiopathic constipation: a systematic review and network meta-analysis. Nelson AD, Camilleri M, Chirapongsathorn S, et al. Gut. 2016 Jun 1…

ACPJC:Therapeutics 前立腺肥大症の下部尿路症状に対する新旧両世代薬剤で効果に差がない

ACPJCまとめ。こうゆうのは非専門医にとっては非常に役立ちます。 Newer medications for lower urinary tract symptoms attributed to benign prostatic hyperplasia: a review. Brasure M, MacDonald R, Dahm P, et al. Comparative Effectiveness Review …

ACPJC:Therapeutics 腎不全患者では、DOACはVKAsと比較して出血性脳卒中リスクを減らす

ACPJCまとめ。徐々にDOAC時代に突入の予感が・・・ Major bleeding and hemorrhagic stroke with direct oral anticoagulants in patients with renal failure: systematic review and meta-analysis of randomized trials. Raccah BH, Perlman A, Danenberg…

読んだ本:ポリファーマシー解決!虎の巻

献本感謝でございます!いつもいつも大変お世話になっているsyuichiaoこと青島先生の渾身の一冊です。ちまたでは”青虎”と呼ばれているらしく、確かにこの表紙の虎は何者なんだろう・・・?と今度お会いした時に聞いてみたくなる面持ちをしております。 内容…

論文:Prospective cohort 妊娠中のアセトアミノフェン使用と小児期の行動異常との関連

妊娠中のアセトアミノフェン使用と小児期の行動異常との関連Association of Acetaminophen use during pregnancy with behavioral problems in childhood JAMA Pediatr. 2016;170(10):964-970. 【背景】 アセトアミノフェンは妊娠中の多くの女性に使用されて…

LESS IS MORE: 高齢者の潜在性甲状腺機能低下症 A teachable moment

LESS IS MOREです。今回はあるあるセッティングの潜在性甲状腺機能低下症です。