栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

Lancet

症例:Lancet 22歳女性 拇指の痛みと皮疹

case reportです。これは国立国際からですね! 症例:22歳女性 拇指の痛みと皮疹 Lancet 2016; 388: 275 22歳に日本人女性が10日前からの拇指の痛みと皮疹を主訴に病院を受診された。彼女は2週間前にウガンダに行き、Mnafwa地区に滞在していた。 彼女は学生…

Review:Lancet COPD

Cです。久しぶりの投稿です。COPDの総説です。 COPDという疾患はそのうち分類の変更などあるかもしれませんね。 肺気腫と慢性気管支炎でこれほどの差があるとは。 LABA・LAMA併用が治療の主流になりつつあるというのも勉強になりました。 どうぞお読みくださ…

症例:Lancet 32歳 難治性潰瘍を伴う爪周囲炎

case reportなり〜。これ潰瘍性大腸炎の合併症のひとつみたいですねえ。 症例:32歳男性 難治性潰瘍を伴う爪周囲炎 Lancet 2017; 389: 1740 14年経過した潰瘍性大腸炎の既往のある32歳男性が、2014年12月に2か月程続く右拇指の軽い痛みを伴う膿性爪周囲病変…

症例:Lancet 76歳女性 皮膚に多発する小丘疹

case report紹介です。これはなかなか知らないなあ。皮膚科むずかし笑 症例:76歳女性 皮膚に多発する小丘疹 Lancet 2017; 389: 1549 76歳女性。2型糖尿病、COPD、心筋梗塞、治療終了した直腸癌の既往がある方が2016年1月に2年前から続く皮膚変化を主訴に皮…

症例:Lancet infect dis 61歳男性 浅い食道潰瘍

case report紹介です。最近は日本人のcase report増えてますね。今回は多摩総合医療センターからです。こちらもクイズにしておきます。 症例:61歳男性 浅い食道潰瘍 Lancet Infect Dis 2016; 16: 384 61歳男性、15年前に急性骨髄性白血病に対して臍帯血移植…

Review:Lancet 甲状腺機能低下症

Cです。今回は甲状腺機能低下症です。普段接する頻度の高い疾患も結構知らない事が多く、勉強になります。勉強不足な自分に日々反省、でもあります。ではどうぞ。

症例:Lancet 84歳男性 膝関節腫脹・疼痛

case report今回はLancet infectious diseaseです。これも色々勉強になりました。 症例:84歳男性 膝関節腫脹・疼痛 Lancet Infect Dis 2016; 16: 506 2012年に、84歳の中国人男性が進行性・慢性経過・非外傷性の左膝関節腫張・疼痛を主訴に受診された。既往…

症例:Lancet 45歳男性 両手腫脹

case report今回はLancetから。両手腫脹の鑑別は!? 症例:65歳男性 両手腫脹 Lancet 2017; 389: 298 45歳男性が、両手の指近位部から手首にかけての腫脹がこの3か月で徐々に増悪傾向であるとのことでリウマチ科外来を受診された。 (本文より引用) 浮腫…

症例:Lancet 62歳女性 意識障害

case report今回はLancetからです。題名はネタバレですが、まあ気にしない。 症例:62歳女性 意識障害 Lancet 2016; 387: 2422 高血圧とコントロール良好な2型糖尿病の既往のある62歳女性が、家で床に倒れて反応がないところを家族に発見された。家族曰く、…

Review:Lancet 梅毒

Cです。梅毒のレビューが出ており早速読みました。 梅毒は忘れた頃にぽろっとやってきますよね。 以前MSMのレビューも読んだので個人的には待ち構えているつもりなんですが いざ実際に見つけると慌ててしまいます。 皆様の日常診療のお役に立てれば幸いです。…

症例:Lancet 黒い胸水

case report今回はLancetからです。なんかNEJMのはみんなが見てるからあんまり挙げてもなあ・・・という感じなんですよね。まあ、黒というか・・・という感じではありますが。 症例:56歳男性 胸水貯留 Lancet 2015; 386: e7 56歳男性、前立腺癌治療中だった…

ACPJC:Therapeutics COPD患者でベクロメタゾン/フォルモテロールにグリコピロニウムを追加すると肺機能が改善するか

ACPJCまとめ。グリコピロニウム=シーブリⓇですね。フォルモテロール/ベクロメタゾンは本邦未承認の様ですが、要はICS/LABAですねえ。ICS/LABA+LAMAの効果か・・・ Single inhaler triple therapy versus inhaled corticosteroid plus long-acting beta2-ag…

Review:Lancet クローン病

クローン病の総説です。UCは外来にちらほらいますがCDは専門医にお願いしてしまっているので治療経験がなく興味を持って読めました。 ・・・やはり専門医に送るべき疾患だというのが読んだ率直な感想です。 医療過疎で通院困難な地域ではどうしているんでし…

論文:RCT 腹部大動脈瘤に対する血管内治療 vs 開腹手術の15年フォローアップ研究(EVAR trial 1)

腹部大動脈瘤に対する血管内治療 vs 開腹手術の15年フォローアップ研究(EVAR trial 1)Endovascular versus open repair of abdominal aortic aneurysm in 15-years' follow-up of the UK endovascular aneurysm repair trial 1(EVAR trial 1): a randomise…

症例:Lancet 77歳女性 発熱・意識変容・項部硬直

case report今回はLancetから。まあ題名見ちゃうとなので隠してみます。そいつそこにもいるのかあ・・・という感じ。なんとなくAustrian症候群を疑いたくなりますが・・・ちょっと問題風に意訳しておりますよ〜。 症例:77歳女性 発熱・意識変容・項部硬直La…

Review:Lancet 脳卒中

Cです。ランセットが「脳卒中」という大きなテーマのレビューがありました。 こういうコモンな疾患のレビューには眼がないです。どうぞご一読ください。

ACPJC:Therapeutics 脳梗塞・TIA後のアスピリン二次予防は早期再発予防と重症度軽減に繋がる

ACPJCまとめ。「アスピリン 嗚呼アスピリン アスピリン」みたいな感じでしょうか。 Effects of aspirin on risk and severity of early recurrent stroke after transient ischaemic attack and ischaemic stroke: time-course analysis of randomised trial…

症例:Lancet 慢性腎臓病患者の石灰化腫瘍 Tumoral calcinosis in chronic renal failure

case report今回はLancetから日本の症例です。北海道かな。 症例:慢性腎臓病患者の石灰化腫瘍 Tumoral calcinosis in chronic renal failureLancet Diabetes Endocrinol.2014; 2: 852 80代女性が千歳市民病院に6か月前から緩徐増大性の腰部無症候性皮下腫瘤…

論文:RCT 救急外来の尿管結石の腎仙痛に対する鎮痛薬の効果と安全性

救急外来の尿管結石の腎仙痛に対する鎮痛薬の効果と安全性Delivering safe and effective analgesia for management of renal colic in the emergency department: a double-blind,multigroup, randomised controlled trial Lancet 2016; 387: 1999–2007 【…

Review:Lancet PE/DVT

Cです。 LancetのPE/DVTの総説です。過小評価も過大評価も防がねばならないという難しい疾患ですよね。奥が深いです。それにしても、心房細動にしろVTEにしろ第一選択はDOACの時代になってしまいました。個人的には「ワーファリンでいいじゃん」と思う事が多…

ACPJC:Therapeutics ジクロフェナクなどのNSAIDsは他のNSAIDsと比較して膝・股関節の疼痛・機能を改善する

ACPJCまとめです。ただ、こやつは副作用も多いからなあ・・・ Effectiveness of non- steroidal anti-inflammatory drugs for the treatment of pain in knee and hip osteoarthritis: a network meta-analysis. da Costa BR, Reichenbach S, Keller N, et a…

Review:Lancet 細菌性髄膜炎

Cです。 細菌性髄膜炎のレビューです。 確定診断が培養検査からPCR検査に取って代わりつつあるんですね。知りませんでした。実際に臨床で使用している施設の方がいらっしゃったらそのような検査手法なのかお聞きしてみたいです。 実は欧州・アフリカでは髄膜…

論文抄読会:BMJ & Lancet 洞調律HFrEF患者へのβ拮抗薬効果の年齢影響/女性の偏頭痛と心血管リスク/プライマリケアへの抗菌薬適正介入/尿路結石へのジクロフェナクとアセトアミノフェン

論文のザックリまとめはマンスリーにします。これ、昔はよくやってたなあ。ちょっと今はキャパオーバーなので、これくらいで。 ■BMJ■ 洞調律HFrEF患者へのβ拮抗薬効果の年齢影響 Effect of age and sex on efficay and tolerability of β blockers in patien…

Review:Lancet 関節リウマチ reumatoid arthritis

Cです。 Lancet 関節リウマチのreviewです。 膠原病専門医不在の地域は日本中多数あると思いますが、RAはコモンな疾患なのである程度は診れるといいですよね。でも非専門医の自分が何処まで手を出していいかは常日頃悩むところでした。 我々非専門医としては…

ACPJC:Therapeutics 80歳以上のNSTEMIや不安定狭心症患者で、侵襲的な治療戦略は心血管アウトカムを改善する

ACPJCです。80歳以上のエビデンスが少しずつ出てきていますね。なんといってもこの研究グループの名前が「After Eighty study investigators」ですからねえ(笑) Invasive versus conservative strategy in patients aged 80 years or older with non-ST-el…

論文抄読会:BMJ & Lancet ベンゾジアゼピンと認知症発症/運動不足高齢者への運動プログラム/糖尿病患者の降圧薬にRAS系阻害薬/NASHへのGLP-1アナログ製剤/USPSTFの妊娠うつ病スクリーニングへの意見

■BMJ■ ベンゾジアゼピンと認知症発症 Benzodiazepine use and risk of incident dementia or cognitive decline: prospective population based study*1 なんとなくこれまでの結果から、ベンゾ系薬剤と認知症の関係は確定的事実の様に感じてしまっていますが…

論文抄読会:BMJ & Lancet ボクシングは禁止すべきか?/転倒予防介入プログラム/積極的降圧治療の効果/満期近い妊婦の陣痛前破水への陣痛誘発

■BMJ■ ボクシングは禁止すべきか? Should we ban boxing?*1 ボクシングの話題は結構あちこちで取りざたされておりますが、今回はディベート形式でボクシングの是非を問うています。もちろん、医療とか健康という尺度を絶対的な尺度とすれば禁止すべき理論…

論文抄読会:BMJ & Lancet メニエール病へのメリスロンⓇ/慢性難治性咳嗽/人工関節感染症レビュー/乳癌検診に超音波検査

■BMJ■ メニエール病へのメリスロンⓇ Efficacy and safety of betahistine treatment in patients with Meniere’s disease: primary results of a long term, multicentre, double blind,randomised,placebo controlled, dose defining trial(BEMED trial)*1…

論文抄読会:BMJ & Lancet じゃがいもを食べ過ぎると妊娠糖尿病が増える/爪の異常/メトホルミンは本当に2型糖尿病の第一選択薬なのか?/パーキンソン病の歴史/腹部大動脈瘤スクリーニングをめぐって

■BMJ■ じゃがいもを食べ過ぎると妊娠糖尿病が増える Pre-pregnancy potate consumption and risk of gestational diabetes mellitus: prospective cohort study*1 じゃがいも好きにはなかなか辛い研究です。子供の頃、畑でとれたのを食べてたのが原因ではな…

論文抄読会:BMJ & Lancet 単純性膀胱炎へのイブプロフェン/気腫性腎盂腎炎

■BMJ■ 単純性膀胱炎へのイブプロフェン Ibuprofen versus fosftomycin for uncomplicated urinary tract infection in women: randomized controlled trial*1 単純性膀胱炎に対しては、抗菌薬なしでNSAIDsでも対処出来るのではないか?というのが今回のテー…