栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

カンファ:気胸陰圧/Brugada心電図/MERD

【トロッカー留置後に陰圧で引くべきか?】

 よく誤解されていて、胸腔内は陰圧だからかならず陰圧をかけると書かれている教科書がありますが、むしろ陰圧をかけない方が良いという文献も多数あります。再膨張性肺水腫が増えたとかleakが治まるまでの時間が延びるなどのデメリットがあるようです。以下のブログに分かりやすくまとまっています。
http://kekimura.blog.so-net.ne.jp/2010-12-31

【Brugada心電図とBrugada 症候群】

 Brugada心電図だからといって、必ず焦る必要は無い。特に女性の場合、「女性のBrugada?本当か?」って言われるくらい珍しい と(循環器医長談)。9:1くらいで男性に多いらしいです。Brugada心電図を見つけたら、家族歴や失神の既往などを確認しつつ、サンリズム負荷試験 なども検討。ちなみにBrugadaさんは3人兄弟らしいです。へーへー。


【可逆性脳梁膨大部病変を有する脳炎MERS】

 mild encephalopathy with a reversible splenial lesionの略です。頻度は稀な様ですが、ウイルス性脳炎や抗てんかん薬の中止後に発症する事がある様です。インフルエンザ脳炎が多い様子。病変は可逆性で予後も良好の様子。一度見たら忘れられない画像です。