栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

カンファ:脳出血の病歴/薬剤性副腎不全/病歴再聴取

脳出血の病歴】

 脳出血の発症形式はしばしばsuddenと考えられがちですが、意外とアテローム血栓性梗塞と同様に階段状に進行したりする事も多い。これは、脳出血の部位によって異なる様です。
 脳出血で一番多い
視床被殻の原因血管の潅流圧は低い為、出血がじわじわ進むからという理由。suddenの場合にはSAHとかAVMからの皮質下出血などの比較的太めの血管破綻を疑うべし。


ステロイドユーザーの副腎不全の診断】

 ステロイド使用者で、ホルモン補充が足りているのかを判断する材料は難しい。内服しているステロイドの種類にもよるが、随時のCor/ACTHもあまりあてにならず、副腎不全の症状は非特異的。pit fallは「負荷試験の低反応・無反応は異常」「ステロイド投与中にEosinoが見られたらそれは異常」。結局疑ったら診断的治療を試みたい。


【病歴を聴き直す事の重要性】

 病歴って初診時にはしっかり取りますけど、入院後、外来再診時にはなかなか聴き直すことをしないですよね。症状・病歴が典型的では無かった、診断が難しいという症例では、診断がついた時点で再度症状・病歴を再確認することが重要です。本当に非典型例だったのか、自分の実力不足で、必要な症状・病歴が取れなかっただけなのかを、明確にしておくことが今後の診療レベルのskill upに繋がります。