栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

疑問:感冒症状でアロディニアが来るか?

ロディニアとは定義として

“Pain in response to a non nociceptive stimulus.”

とされており、本来疼痛が来るはずの無い刺激で痛みが誘発されることを指しています。

「洋服を脱いだ時に痛い」とか典型的ですね。

古典的には、CRPSや帯状疱疹後神経痛、偏頭痛などに伴う事が有名です。

今回、「感冒症状に伴ったアロディニア」を経験したので調べてみました。

Models and Mechanisms of Hyperalgesia and allodynia
Physiological ReviewsPublished 1 April 2009Vol. 89no. 707-758DOI: 10.1152/physrev.00025.2008

Allodyniaと類似概念としての”Hyperalgesia:知覚過敏”についてのreviewです。

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詳しくは内容を見て頂くと良いのですが、

原因として、

 

VII. IMMUNE-CENTRAL NERVOUS SYSTEM INTERACTIONS

A. The Sickness Syndrome

と言う項目があり

Nonspecific manifestations of inflammation and infection may include fever, drowsiness, and often an increased sensitivity to painful stimuli.

と記載されていました。

以前、インフルエンザ感染でアロディニア症状が出ると聞いたことがありましたが、これが原因だったんだなと納得です。


http://physrev.physiology.org/content/89/2/707