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栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

読んだ本:ユマニチュード入門

読んだ本 高齢者

 週末にさっと読みました。
ユマニチュードは最近ではNHKクローズアップ現代でも取り上げられた認知症ケアの手法の一つです。

ユマニチュードの提唱者はフランスのロゼット・マレスコッティさんとイヴ・ジネストさんです。彼らは体育学の教師でしたが、医療施設での患者ケア支援の要請を受け、医療介護の分野に足を踏み入れたといいます。

いくつか印象に残った言葉を本文中から抜粋してみたいと思います。

”生きている者は動く。動く者は生きる”

”一見攻撃的に見える行為は、実は本人が自分を守ろうとして戦っている「防御」である可能性がある”

強制ケアゼロを目指して。強制的なケアが健康を害していることは多くの研究によって実証されている”

”「相手を見ない」ということは、すなわち「あなたは存在しない」というメッセージを発していることにほかならない。赤ちゃんを見るようなまなざしを。”

”「時間が無いから仕方ない」と”効率的”なケアを続けることで生じる最も大きな代償は、このような戦いに疲れてしまった職員の離職

 医療・福祉に関わる方のみならず、高齢者と接する機会のある方々は一度は読んでおくことをお勧めします。

ユマニチュード入門

ユマニチュード入門

  • 作者: 本田美和子,ロゼットマレスコッティ,イヴジネスト,Rosette Marescotti,Yves Gineste
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2014/06/09
  • メディア: 単行本
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