栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

メモ:抗菌薬の筋注用リドカイン

抗菌薬を筋注する場合に筋注用リドカイン0.5%を利用することが時々あります。筋注用リドカイン0.5%は5ml製剤でリドカインが25mg含有されています。リドカインは主に肝代謝で、蓄積することで中枢神経毒性を発揮する事が知られています。
今回明らかになったのは、「通常の抗菌薬2バイアル分だと、推奨されている2-3ml(10-15mg)では溶解されないということ」です。4mlまで増やすと溶解はされます。 

 

単回投与であれば全く問題ないと思うのですが、問題はライン確保が難しいが、筋注抗菌薬を長く使用する場合です。
アストラゼネカさんに問い合わせをしたところ、丁寧に解答してくださいましたが、「リドカイン中毒は起こりうる」との解答でした。適宜血中濃度をモニターしても良いかもしれませんね。
 

レジデントのための感染症診療マニュアル 第2版

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