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栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

メモ:pitt bacteremia score

メモ 感染症 集中治療

感染症学会に参加しましたが、症例報告を聞いていたら出てきたスコア。
初見だったのでちょっと調べてみました。

”pitt bacteremia score(PBS)”

ICUに入室するような重敗血症患者での死亡率を推定するのにAPACHEⅡ scoreは広く用いられていると思いますが、pitt bacteremia scoreはAPACHEⅡと同等もしくは更に正確に死亡率を予測するかもしれないと報告されています。

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Ann Intern Med. 2004 Jan 6;140(1):26-32.より
項目は、①体温、②血圧、③人工呼吸器の有無、④心停止の有無、⑤意識状態ですから比較的簡易的に評価出来そうです。
 

Severity of illness scoring systems in patients with bacteraemic pneumococcal pneumonia: implications for the intensive care unit care

Clin Microbiol Infect 2009; 15: 850–857

 結構様々な論文でスコアの一つとして検証されているみたいですね。
菌血症を伴う肺炎球菌性肺炎のICU入室に入室させるかどうかの重症度スコアでも検討されているstudyを見つけました。これは14日後死亡をアウトカムにしてスコアの感度・特異度を検証しています。

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感度が最も高いのがPSIで80.2%、特異度が最も高いのがPBSで91.3%と報告されていました。4点をカットオフにしていて、4点より高いとAUCも0.8195と非常に走査特性の良いスコアでした。