栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

一年まとめ③ 振り返り

2014年も最期の日となりました。

今年一年間を振り返ってみようと思います。主に医療系の内容なので、これ以外に個人的な振り返りは多々ありますが、それはまあ別枠ということで(笑)

 

■できたこと

・感染コントロールチーム(ICT)の仕事本格化

 もともとICTメンバーではありましたが、今年は仕事が本格化。もともと優秀なICNがいて下さるのですが、そこにどっぷりComitしています。インフルエンザ対策、ノロウイルス対策、職員のワクチン接種、就業前感染症チェック、結核接触者健診・・・やることは山積みで、少しずつマニュアル化、整備を図ってきました。

産業医としての仕事開始

 産業医を取得し、早速業務開始しました。主に職員健診の仕事ですが、それ以外に職員感染対策(これはICT業務と兼任)、メンタルヘルスにも関わり始めています。まだまだ、勉強したてなのでこれからですね。知らないことだらけです。

・年間通してジャーナルクラブと勉強会継続

 年間を通して毎週金曜日のジャーナルクラブとコアな疾患マネージメントの勉強会クルズスを継続することが出来ました。これはチームとしての力が大きくて、総合内科部門立ち上げから4年を経て、現在総合内科医が5人+2人のチーム力が成せる業ではないかと思っています。
 勉強会としては、Ns向け勉強会や地域との勉強会など課題もありますし、スタッフの外来シェアカンファなどやりたいことはたくさんあります。

・論文執筆/学会発表/書籍の執筆/ブログなどのSNS

 今年は日本語論文は1本、商業誌執筆が数本担当させて頂きました。また、初めて雑誌の編集に携わらせて頂き、editorialを書いたりと貴重な経験となりました。学会では、我らが学会以外では、感染症学会で発表しました。メールマガジンの論文紹介のコラム担当や某EBM系の配信サイトの論文読み込みも担当するようになりました。また、現在進行形で書籍執筆にも携わらせて頂いています。また、闘魂外来の皆様と何度かご一緒させて頂き、学生さんとの関わりも頂きました。
 この辺りは、様々な人と人との繋がりの中で携わらせて頂く機会となりました。twitterFacebookでの繋がりも活きているなと思います。関わらせて頂いている皆様に大変感謝しております。ブログ更新が毎日の様になりましたが、これも一重に読んで頂いている皆様のおかげです。年間80000PV程度となりました。

・臨床研究コースへの参加
 今年は慈恵医大の臨床研究コースに参加させて頂き、臨床研究のいろはを教わっています。このコースは、疫学、EBM、家庭医療、医療統計等をe-learningを通して、一から学べることと、年数回のWSで同じ様な志を持った方々とお会いして、意見交換や実際のリサーチクエスチョンを発表するなど非常に実践的な内容です。まだ、もう一年続きますが、たくさん吸収して役立てたいと思います。
http://www.jikei.ac.jp/ekigaku/medical/primarycare.pdf

 

 

■できなかったこと

・循環型の人材確保

 これは難しいですね〜。地方中核病院の常かもしれません。当院もご多分に漏れず、医局からの循環的な人材派遣がほぼ無い状態であり、人の確保が大きな問題です。来年度から新たに来てくださる方や、交渉していた方もいらっしゃいますが、最終的に新年度は±0もしくはマイナスになる可能性が出てきました。
 古巣の後期研修医にお願いしている部分もあり、少し別枠で循環型の人確保を!と思ったのですが、なかなか難しいです。懲りずに来年もMLの呼びかけや大学とのコネクションなど、少しずつ力を入れていきたいと思います。

・地域の先生方との勉強会

 これはやりたいな〜と思いながら最終的に実現せず。とはいっても自分がそこまで地域に顔を出していないことや、そもそも既存のたくさんの勉強会がある中で、どこまでニーズがあるのか?などの問題があり、実現可能性が低くなってしまいました。
 「患者さんを軸に」とか「研修医を軸に」とかあるのですが、せっかく地域連携で関わらせて頂いている先生方と顔の見える情報共有の場やディスカッションの場があると良いなというのが個人的な思いです。来年こそは何とか形にしたいなと思います。

・臨床研究の実践

 これはまさに現在学んでいる最中なのですが、勉強すればする程、逆にハードルが上がっている感じもあります。現在治験などに関わる機会はありますが、可能であれば実現可能性のある小規模でもきちんとデザインした臨床研究を実践してみたいというのが来年の目標です。
 ひとまず、2月のリサーチクエスチョン大会に向けて少し準備していきたいと思います。

感染症専門医取得

 これは実は今年の目標だったのですが、忙しさにかまけて一年先送りにしてしまいました。症例は十分な状況ですし、あとはサマリー提出と試験を受ければ良いのだと思いますが、何せ計画的にコツコツが苦手なタイプなので、直前にならないとやらないのだろうなあ・・・と思います。
 専門医系は、内科学会・PC連合学会と取得してきたので、この辺りで打ち止めかなと思います。これ以上は維持も大変になりますし、雑になりますので。

・診療科内の診療内容データベース化

 電子カルテ化されて、様々なデータを抽出できるようになるかと思いきや、逆に複雑化してデータ抽出が上手くいっていません。自施設の診療内容を定期的かつ適切に振り返る為にも診療内容のデータベース化は必須だと感じています。
 電子カルテ上でのテンプレート作成やシステム化を通して、診療のレベル向上、バラツキを減らす、問題点の抽出などに役立てていきたいと思います。これはまあ、システム部門と連携を十分取っていかないと行けないですね。

 

ということで・・・
あまり、実臨床のことが書いてありませんが、まだまだPlayerとしても、病歴・身体所見を重視しながら、研鑽を積んでいきたいとは常々思っています。
今年も一年間大変お世話になりました。
来年も皆様と一緒に勉強させて頂ければと思います。
良いお年をお迎え下さい。

f:id:tyabu7973:20141231103131j:plain

http://happynewyear2015pic.com/happy-new-year-2015-wishes-for-students.html/happy-new-year-2015-wishes-for-studentsより)