栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

読んだ本:レジデントノート インフルエンザ診療のスタンダード!〜流行前に見直そう!予防・診断・治療の大原則

献本感謝。

少し遅くなりましたが一通り読ませて頂きました。
レジデントノートってかなり久々に通読しましたが、こんなにレベル高かったっけ?とびっくり。まあ、執筆者はあちこちで大活躍している若手精鋭部隊という印象。さすが忽那先生です。

ターゲットは確かに研修医なんでしょうけど、インフルエンザ診療がちょっと凝り固まってしまった指導医に是非読んで欲しい。冒頭の忽那先生の文章が良かったので抜粋します。

(冒頭略)あなたのインフルエンザ診療は本当に今日のスタンダードだと言えるでしょうか?例えば、あなたは以下のようなインフルエンザ診療をしていませんか?

・冬のインフルエンザ流行シーズンに発熱患者が受診したら、病歴聴取・診察前に迅速検査をしている。
・インフルエンザだと思って行った迅速検査が陰性だった場合、翌日にもう一度検査をしている。
・インフルエンザと診断した患者すべてに抗インフルエンザ薬を処方している。
・インフルエンザシーズンは、感染予防のため病棟内でずっと同じサージカルマスクをつけて診療している。
・入院患者がインフルエンザを発症したら、家族、同室の患者、医療スタッフなどに片っ端から予防内服を開始する。
・医療従事者だが、インフルエンザワクチンは効果が不十分なため接種を受けていない

(本文より引用)

あてはまる部分はないでしょうか?
この冬インフルエンザ診療を行う前に是非一読を!
値段も高くないし買って損はないでしょう。