栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

ACPJC:RCT 開放隅角緑内障の視野保持にラタノプロスト点眼は有効である

ACPJCです〜。
ポリファーマシーに取り組むに辺り眼科点眼薬のエビデンスも重要です。

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Latanoprost for open- angle glaucoma (UKGTS): a randomised, multicentre, placebo- controlled trial. 

Garway-Heath DF, Crabb DP, Bunce C, et al. 

Lancet. 2015;385:1295–304.

臨床上の疑問:
開放隅角緑内障患者には、ラタノプロスト点眼薬はプラセボと比較して視力保持ができるか?

方法:
。United Kingdom Glaucoma Treatment Study(UKGTS)。
 ②割り付け:
独立
 ③盲験:
患者・臨床医・アウトカム評価者の盲験化
 ④follow up:
24ヶ月予定。治療効果が有意に良かったため中間解析の結果で早期終了。
 ⑤セッティング:
英国10施設。
 ⑥患者:新規に診断され未治療の開放隅角緑内障516人(平均66歳、53%男性、平均眼圧20mmHg)。除外基準は進行性や色素散乱性の緑内障、眼圧>30mmHg、Snellen視野評価が6/12以上、Heidelberg網膜断層撮影の結果が不良等。
 ⑦介入:ラタノプロスト0.005%点眼を両眼に連日投与(258人)プラセボ(258人)。
 ⑧アウトカム:修正プライマリアウトカムは、視力悪化までの時間で、視野の3カ所以上が4回連続でベースラインより悪化としています。他のアウトカムは、視野悪化率・視力<6/18への低下・副作用。
 ⑤患者follow up:ベースライン前のデータが89%が解析され、研究終了時に75%までフォローされた。

結果:

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(本文より引用)
 2年後の視野悪化患者の割合は、ラタノプロスト群15%、プラセボ群26%、調整HR 0.44(0.28-0.69)と有意にラタノプロスト群の方が視野悪化患者が少なかった
 副作用は、両群で差が無く(22% vs 21%)、重篤な有害事象も同様に差が無く(それぞれ3%)、視力が<6/18まで低下した患者はいなかった。

結論:
 開放隅角緑内障患者には、ラタノプロストプラセボと比較して視野保持を改善する。

 えーっと、まず眼科英語は良く分かりません。日本語がこなれていないのはご容赦下さい。これを読んでいる眼科サポーターの皆様ヘルプをお願いします。ラタノプロスト点眼薬は日本では、キサラタンⓇってやつですね。こいつはまあよく効いている模様ですね。やはり緑内障点眼は切れないかなあ。逆に中止して良い基準とかってあるのかしら?