栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

NEJM Knowledge+:15歳男性 レスラーの有痛性皮疹

NEJMのKnowledge+です。
今週末までのタスク多過ぎです・・・
これはsnap diagnosisでしょうか。

症例:15歳男性 レスラーの有痛性発疹

 15歳レスラーの男性が5日前からの非常に痛みを伴う前額・頬部・耳・頚部に限局した発疹を主訴に受診された。皮疹が出てから微熱があり、皮疹は徐々に水疱形成し、2 日以内に痂皮化がみられている。

 患者は他には異常なく、ワクチンも通常通り接種。内服薬も無く、新規開始の食べ物やサプリメントはない。過去にこのような皮疹は出たことがない。

 発熱は無く元気に見える、右頭頂部・頬部・耳・頚部に痂皮化を伴った丘疹の集簇を認めた。

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(本文より引用)

68 歳の男性が部屋紡糸めまい、吐き気、嘔吐、歩くことができないことの急性発症を呈する。彼の症状は数時間持続しており、任意の位置に、または他の部分と治 まるしないでください。めまいは一定である。彼は以前、このようなエピソードを経験していない。彼は、 2型糖尿病、高血圧および高コレステロール血症の病歴を有する。 検査では、彼は左を見たとき、左に打つと右を見たとき右に打つ眼振がある。彼は臨床医の指に焦点を当てたときには減少しない。患者は、何かの上に保持する ことなく立ったり座っできず、ロンベルグ検査は正である。彼の頭の推力テスト、ヒアリング、そして耳科検査は正常である。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1523/#sthash.MGqFiQB0.dpuf


質問. 本患者の診断はどれか?

  1.  体白癬
  2.  伝染性軟属腫
  3.  単純ヘルペスウイルス感染症
  4.  毛嚢炎
  5.  膿痂疹

 

Key Learning Point

After initiation of a continuous intravenous insulin infusion in a patient who is in a hyperosmolar hyperglycemic state, the serum sodium level is expected to increase. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
高 血糖高浸透圧状態にある患者において持続静脈内インスリン注入の開始後、血清ナトリウムレベルが増加すると予想される。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
患 者に害を引き起こす医原医療ミスを伝えるための適切な方法は、エラーのオープンで正直なアカウントを提供し、患者に正式に謝罪することです。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1015/answer/B/#sthash.vBmBG3vd.dpuf
慢 性閉塞性肺疾患の増悪と高炭酸ガス呼吸不全や肺炎の証拠で入院した患者は、気管支拡張薬治療、全身グルココルチコイド、およびフルオロキノロンまたはマク ロライド系抗生物質で治療すべきである。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/235/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=5867c46d2a7fbaecc6edeccb8b5f2d7372c2badebfd1c8e5638e924cb4d6a052#sthash.X4dusLJi.dpuf
The gradual development of arm weakness and Horner’s syndrome in an older former smoker is most indicative of a diagnosis of an apical bronchogenic cancer known as a Pancoast’s tumor. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/932/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=8b697793f3c2f6a9d68dcdc1826ffea87b269461ef7de16dbcbb80275770fc7a#sthash.YmYXCOj2.dpuf

 紅斑に囲まれた透明な液体で満たされた水疱の集簇が10歳代のレスラーにみられたら、最も疑われるのはherpes gladiatorum(闘技ヘルペス)である。これは、単純ヘルペスウイルスtype1によって引き起こされる事が一般的。

回答 3. 単純ヘルペスウイルス感染症

解説:

 Herpes gladiatorum(闘技ヘルペスは、典型的にはHSV-1によって引き起こされ、レスラーの間ではよく流行する皮膚感染症である。初期には内容物が透明な水疱が紅斑を背景に出現し、集簇していく。病変部位は皮膚-皮膚の接触によって容易に拡がり、完全に痂皮化するまでは感染しやすい状態である。予防の為には、レスラーは水疱が痂皮化するまでの間はレスリングに参加しないことである。他のヘルペス感染症と同様に、これらの病変は生涯を通じて再活性化し得る。

 毛嚢炎は、皮膚の細菌感染によって引き起こされる毛包の感染症である。毛包の損傷や閉塞に起因して発症し、ざ瘡や吹き出物、小膿疱といった症状を来たし、わずかに掻痒・疼痛を合併することがある。

 伝染性軟属腫は幼児と青年の間でよく見られる皮膚のウイルス感染症で、レスリングなどの密接な接触で感染が拡がる。軟属腫は、通常単独で肌色の臍窩を有するドーム上丘疹を来すが、宿主の免疫系によって灰色や赤色になる事もある。

 膿痂疹
はA群溶連菌や黄色ブドウ球菌によって引き起こされる最も頻度の多い細菌感染症で、痂皮性膿痂疹と水疱性膿痂疹を呈する。痂皮性膿痂疹は、蜂蜜色の痂皮を伴う乾燥性の膿痂疹で、水疱性膿痂疹は混濁した水疱を伴う膿痂疹である。青年では病変は多くの場合、鼻や口の周りを含めた顔面に多発する。

 体白癬は、皮膚の真菌感染症で、皮膚-皮膚の接触によって容易に感染伝播する。病変部位は通常痒みがあり、鱗状の境界と比較的明瞭な中心部をもった、隆起局面を呈する。

 皮膚所見は毎回勉強になりますねえ。精進精進!