栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

2015年まとめ③ 振り返り

 2015年の振り返りです。主に”医師として”という部分ですが、一年間を大まかに振り返ってみようかと思います。

 

■できたこと

<院内>
・総合内科部門拡充
 当院内科に赴任して5年目になりました。当初は総合内科部門は後期研修医を合わせて3人で開始でしたが、今年は総合内科医スタッフ4名、後期研修医3名体制となりました。途中で産休者が出ても何とかやり繰りできる人数になってきたと感じています。

 常勤では、循環器専門医・消化器専門医と協働しながら、内科全般の診療を展開しており、常時入院患者が60-90名くらいの間を行き来していました。総合内科部門として、仕事がしやすいように、非常勤の血液内科・呼吸器内科・神経内科の診療をお願いし、外来コンサルトが定期的に出来るような体制となりました。

・オリジナルの後期研修医獲得!
 昨年までは、後期研修先病院から定期的に後期研修医を派遣してもらってきており、今年も継続しています。今年は、それ以外に当院独自の後期研修医が参加してくれました。これは結構大きな事でして。

 ようやく当院として独自路線が形成できるかも・・・・と期待しています。ちなみに2016年度には新たに2人が参加予定。これは非常にうれしいです〜。

・院内横断的活動
 横断チームの活動として、年間を通して感染対策チーム・生活習慣病教室・産業医・デスカンファなどを主に継続してきました。感染対策については、PC学会でも報告しましたが、この5年間の間に抗菌薬適正使用・血液培養普及・耐性菌の減少などに貢献できたのではないかと思っています。生活習慣病教室は、多職種で年間通して継続できたことが感謝でした。ただ、定期的に開催するためにはさらなる工夫が必要ですね。産業医業務は検診と感染関連とメンタルヘルスでした。デスカンファは定期的にエントリーも書きましたが、看取り症例の振り返りに役立っています。更に病院を超えた繋がりを生むカンファレンスとして期待しています。

 

<院外>

・論文商業誌執筆/学会発表
 今年は日本語論文1本のみ、英論文はなしでした。商業誌執筆は急に増えてきていて、ちょっとまともに数えられていません。また、雑誌編集などの仕事に少しずつ携わり、おそらく2016年には日の目を見ることと思います。また、商業誌執筆については、少しずつ後輩にチャンスを与えるべくお願いしていますが、この辺りをどの程度まで口を出すかなどが新たな悩みでしょうか。

 また、学会発表としては3月にSociety of Hospital Medicine(SHM)に参加してきました。後輩と二人で海外デビューでしたね。Hiccups brothersとして楽しむことが出来ました。それ以外では後輩の発表手伝いが多かったです。

・書籍の執筆/ブログなどのSNS
 書籍の執筆は、様々な関係者の皆様と持ちつ持たれつでやっております。もう少しで形になりそうです。地域医療ジャーナルの連載は何とか1年を通して継続することが出来ました。締め切りは毎回オーバーしていましたが、根気強く待って頂いて感謝しています。
 ブログは年間通して376記事、31万1828PVでした。前年の4倍増しといったところで、多くの方に見て頂きました。この場を借りて感謝いたします。twitterFacebookでの関わりもうれしい限りです〜。

・講演会活動など
 講演会に呼ばれる回数が増えました。研修医教育のネタ、臨床推論ネタ、Polypharmacyネタなどが多く、これも去年と比べると倍増。多くの場所で多くの先生方・学生さんと出会う機会を頂きました。EBM Tokyoや闘魂外来、東北Galaxy、ONRC 3rdなど多くのチャンスを頂いたのはうれしかったです。
 それに関連して、医学界新聞の対談・新聞社や雑誌の取材を受ける機会が複数ありました。以下にざっくりまとめておきますが、まあ、でもPolypharmacyネタが多かったですね。

https://www.hosp.go.jp/cnt1-1_000049.html

【栃木医療センター】多剤処方解消に専門外来‐チームで対応、5カ月で3剤減 : 薬事日報ウェブサイト

医学書院/週刊医学界新聞(第3150号 2015年11月16日)

月刊薬事2015年12月号(Vol.57 No.13)|株式会社 じほう

高齢者の薬どう減らす…副作用増、薬局は出すほど利益

 

■できなかったこと

・地域の先生方との勉強会

 専門医制度も変わり、総合診療専門医コースもできることもあり、できれば定期的な勉強会を開催したいと思っています。月1回をペースに集まろうと企画し、数回開催したのですが、皆様多忙につき継続が困難でした。今後のためにも核になる勉強会を定期開催したいところです。
 また、引っ込み思案になりがちな私達ですが、地域で行われている勉強会にもできる限り参加していきたいと思っています。これも現実的には日々の臨床業務が忙しすぎて難しい状態ではあるのですが・・・

・カンファ充実・ブラッシュアップ

 カンファレンス内容は毎年刷新しており、今年は一例じっくり取り扱うカンファレンスも取り入れています。一方で、初学者からベテランまである程度全体の満足度を満たすカンファレンスを開催することの難しさを改めて感じています。
 来年度に向けて内容のブラッシュアップと工夫が必要になるでしょう。この辺りは生き物なので、その時にいるメンバーを見ながら考えていきたいと思います。

・英論文執筆

 これは残念でした。英語発表まではいったのと、日本語論文の英文abstractまでは書いたんだけど・・・正直ブログ書いている場合じゃないかなとも思うんですが。今年こそは最低一本は執筆しようと思っています。この辺りは時間の使い方ですね、ほんとに。

 

色々書きましたが、それにしても充実した楽しい一年間を過ごさせて頂きました。
来年も皆様と一緒に勉強させて頂きたいと思います。
良いお年をお迎え下さい。