栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

NEJM Knowledge+:13歳女性 月経不順

NEJMのKnowledge+です。
年始もまあこれからいきます。
それにしても年明けの仕事押し寄せ感がすごいですね。

症例:13歳女性 月経不順

 13歳女性が、7ヶ月前に月経が始まり、最近不定期になったとのことで受診。最初の2回は30日間隔で、4-5日程度月経が続いた。その後数ヶ月は、月内に全くない時と、月に2回ほど来ることもありその場合には6日程度月経が持続している。月経困難症はなく、月経量は24時間以内にパットを替えるのは4回以下だった。
 身体的には活動的で、倦怠感は無く、特に異常は認めなかった。性行為はなく特に有意な家族歴も認めなかった。内服薬はマルチビタミンサプリメントのみ。
 脈拍 72回/分、BP 105/65mmHg、身長 155cm、BMI も正常範囲内。乳房と陰毛の発達はどちらもTanner stage 4程度で、皮膚の異常所見も認めない。


質問. この患者で月経異常の原因を特定するために行うべき最も有用な検査はどれか?

  1.   腹部超音波検査
  2.   月経日誌を継続してつけるように頼む
  3.   TSH・FSH・LH・プロラクチン・テストステロン検査
  4.   ヘマトクリット・血小板・von Willbrand因子測定
  5.   双手診

 

Key Learning Point

After initiation of a continuous intravenous insulin infusion in a patient who is in a hyperosmolar hyperglycemic state, the serum sodium level is expected to increase. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
高 血糖高浸透圧状態にある患者において持続静脈内インスリン注入の開始後、血清ナトリウムレベルが増加すると予想される。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
患 者に害を引き起こす医原医療ミスを伝えるための適切な方法は、エラーのオープンで正直なアカウントを提供し、患者に正式に謝罪することです。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1015/answer/B/#sthash.vBmBG3vd.dpuf
慢 性閉塞性肺疾患の増悪と高炭酸ガス呼吸不全や肺炎の証拠で入院した患者は、気管支拡張薬治療、全身グルココルチコイド、およびフルオロキノロンまたはマク ロライド系抗生物質で治療すべきである。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/235/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=5867c46d2a7fbaecc6edeccb8b5f2d7372c2badebfd1c8e5638e924cb4d6a052#sthash.X4dusLJi.dpuf
The gradual development of arm weakness and Horner’s syndrome in an older former smoker is most indicative of a diagnosis of an apical bronchogenic cancer known as a Pancoast’s tumor. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/932/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=8b697793f3c2f6a9d68dcdc1826ffea87b269461ef7de16dbcbb80275770fc7a#sthash.YmYXCOj2.dpuf

 月経開始一年目は、月経不順の最も一般的な原因は無排卵周期である。

回答 2. 月経日誌を継続してつけるように頼む

解説:

 月経開始一年目では、視床下部-下垂体-卵巣軸のフィードバックループが成熟していないため、健常な思春期女性にも無排卵周期が起こることがあり、これが最も一般的な月経不順の原因になる。ほとんどの月経周期が21-45日の範囲内で、出血持続日数は7日以内になる。また、24時間以内に3-6回程度のパット交換が必要になる。

 月経不順には多くの原因があり、妊娠・内分泌異常・ホルモン産生腫瘍・子宮卵巣疾患・感染症・外傷・出血性疾患・薬物・過度な運動・摂食障害などが言われている。よって、以下の様な月経周期の異常を訴えた患者に対してはwork upが必要になる。

・定期的な月経周期が確立した後に、著しく不規則な月経周期に移行
・無月経が>90日以上続く
・月経持続日数が7日より長い
・出血が多い時期にパット交換が、1-2時間に1度以上の高頻度になる場合

 更なるwork upには、双手診・採血検査・画像検査が含まれる。上記の月経異常基準を満たさない健常な思春期女性の月経不順に対するwork upは不要である。

Citations

  • American Academy of Pediatrics Committee on Adolescence. Menstruation in girls and adolescents: using the menstrual cycle as a vital sign. Pediatrics 2006 Nov 3; 118:2245.
  • Gray SH. Menstrual disorders. Pediatr Rev 2013 Jan 3; 34:6.

 この辺りは知っておくとホッとするかもしれませんね。産婦人科領域の知識はまだまだアップデートが必要だなあと思う今日この頃。