栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

NEJM Knowledge+:50歳女性 繰り返す性器ヘルペス

NEJMのKnowledge+です。
ちょっとのんびり更新モードに。とはいえ、本業などなど火の車ですが(笑)

症例:50歳女性 繰り返す性器ヘルペス

 50歳女性が、定期的に性器ヘルペスの発症歴があり、陰唇部潰瘍を呈している。彼女にはHSV-2の利還暦があり、過去10年間の間、年に1回は感染を起こしていた。今年は、2-3か月に一度の頻度で症状が出ている。
 HIV陰性だが、最近複数の女性パートナーとの性的関係があり、パートナーの中には性器ヘルペスの方がいる。彼女はパートナーに伝染すのではないか?と心配している。


質問. この患者でパートナーに性器ヘルペスを伝染させないようにするための最も適切な治療はどれか?

  1.   連日バルガンシクロビル内服
  2.   連日アシクロビル軟膏の局所塗布
  3.   経口アシクロビル10日内服を完遂
  4.   連日アシクロビル内服
  5.   再発症状が出た場合には速やかにバルガンシクロビル内服

 

Key Learning Point

After initiation of a continuous intravenous insulin infusion in a patient who is in a hyperosmolar hyperglycemic state, the serum sodium level is expected to increase. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
高 血糖高浸透圧状態にある患者において持続静脈内インスリン注入の開始後、血清ナトリウムレベルが増加すると予想される。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
患 者に害を引き起こす医原医療ミスを伝えるための適切な方法は、エラーのオープンで正直なアカウントを提供し、患者に正式に謝罪することです。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1015/answer/B/#sthash.vBmBG3vd.dpuf
慢 性閉塞性肺疾患の増悪と高炭酸ガス呼吸不全や肺炎の証拠で入院した患者は、気管支拡張薬治療、全身グルココルチコイド、およびフルオロキノロンまたはマク ロライド系抗生物質で治療すべきである。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/235/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=5867c46d2a7fbaecc6edeccb8b5f2d7372c2badebfd1c8e5638e924cb4d6a052#sthash.X4dusLJi.dpuf
The gradual development of arm weakness and Horner’s syndrome in an older former smoker is most indicative of a diagnosis of an apical bronchogenic cancer known as a Pancoast’s tumor. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/932/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=8b697793f3c2f6a9d68dcdc1826ffea87b269461ef7de16dbcbb80275770fc7a#sthash.YmYXCOj2.dpuf

 頻回にヘルペスウイルス感染による性器ヘルペス利還暦がある患者で、非感染性の性パートナーへの伝播予防に最も効果的なのは、経口アシクロビル・ファムシクロビル。バラシクロビルの連日投与である。

回答 4. 連日アシクロビル内服

解説:

 単純ヘルペス・ウイルス感染は、性的パートナーの間では容易に伝播する。頻回に再発を繰り返すHSV患者では、1型でも2型でも抑制療法を選択すべきである。すなわち経口アシクロビル・ファムシクロビル・バラシクロビルが、頻回の再発を予防するために適切なレジメンである。

 不顕性のウイルス排出は肉眼的な潰瘍がなくても起こりえるため、連日内服と有症状時内服では、伝播予防効果に差は認めなかった。

 アシクロビル軟膏はHSVの伝播予防には効果はない。

 バルガンシクロビルは、HSC(特にCMV)に対する抗ウイルス活性があるが、HSV感染の第一選択ではなく、潜在的な毒性もあり広くは使用されていない。

Citations

  • Workowski KA and Bolan GA. Sexually transmitted diseases treatment guidelines, 2015. MMWR Recomm Rep 2015 06 5; 64:1.

  • Hollier LM and Eppes C. Genital herpes: oral antiviral treatments. BMJ Clin Evid 2015.

感染症診療のロジック

感染症診療のロジック

 

 まあ、とはいえ抗ウイルス薬を使用する頻度はえらい少ないですが・・・