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栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

NEJM Knowledge+:65歳男性 大腸癌家族のスクリーニング

NEJM Knowledge+ 内視鏡 悪性腫瘍 消化器

NEJMのKnowledge+です。
まあ、米国事情もあるので、この通りすべきかは微妙ですが。
第一親等とfirst-degree relativeは違うことも注意でしょうかね。

症例:65歳男性 大腸癌家族のスクリーニング

 65歳男性StageⅡの大腸癌既往あり、1人の息子と2人の娘の大腸癌予防について質問があった。子供達は現時点では健康である。10年前に患者は右半結腸切除を受け、術後は化学療法や放射線治療は行わなかった。主治医からは治癒したと言われており、大腸癌の家族歴はない。


質問. 本患者の子供達に推奨される大腸癌スクリーニングのレジメンはどれか?

  1.   40歳になったら大腸内視鏡検査開始
  2.   遺伝子検査を依頼
  3.   45歳になったら便潜血+S状結腸内視鏡検査開始
  4.   50歳になったら大腸内視鏡検査開始
  5.   45歳になったら大腸内視鏡検査開始

 

Key Learning Point

After initiation of a continuous intravenous insulin infusion in a patient who is in a hyperosmolar hyperglycemic state, the serum sodium level is expected to increase. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
高 血糖高浸透圧状態にある患者において持続静脈内インスリン注入の開始後、血清ナトリウムレベルが増加すると予想される。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
患 者に害を引き起こす医原医療ミスを伝えるための適切な方法は、エラーのオープンで正直なアカウントを提供し、患者に正式に謝罪することです。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1015/answer/B/#sthash.vBmBG3vd.dpuf
慢 性閉塞性肺疾患の増悪と高炭酸ガス呼吸不全や肺炎の証拠で入院した患者は、気管支拡張薬治療、全身グルココルチコイド、およびフルオロキノロンまたはマク ロライド系抗生物質で治療すべきである。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/235/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=5867c46d2a7fbaecc6edeccb8b5f2d7372c2badebfd1c8e5638e924cb4d6a052#sthash.X4dusLJi.dpuf
The gradual development of arm weakness and Horner’s syndrome in an older former smoker is most indicative of a diagnosis of an apical bronchogenic cancer known as a Pancoast’s tumor. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/932/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=8b697793f3c2f6a9d68dcdc1826ffea87b269461ef7de16dbcbb80275770fc7a#sthash.YmYXCOj2.dpuf

 第一度近親者(親・子・兄弟・姉妹)に60歳未満で発症した大腸癌罹患者がいる場合には、40歳もしくは大腸癌診断の10年前のどちらか早いほうでスクリーニングを開始すべきである

回答 1. 40歳になったら大腸内視鏡検査開始

解説:

 第1度近親者の大腸癌家族歴は大腸癌発症の強い予測因子である。大腸癌家族歴が無い場合には、現行のガイドラインでは大腸内視鏡スクリーニングを50歳から開始するように勧めている。第1度近親者に大腸癌家族歴がある場合には、大腸癌リスクは一般人口の2倍になる。この場合、大腸内視鏡でのスクリーニングは40歳からもしくは大腸癌診断の10年前のどちらか早いほうでスクリーニングを開始すべきである。このシナリオでは本人が大腸癌と診断されたのは55歳であり、子供達に大腸内視鏡検査を推奨する年齢は40歳もしくは10年前の45歳となり、より早い40歳からのスクリーニングが推奨される。


 S状結腸内視鏡検査と便潜血大腸内視鏡検査よりも効果は低く、大腸内視鏡検査を拒否された場合にのみ検討すべきである。

 大腸癌の遺伝子検査依頼は、遺伝性癌症候群があり50歳未満で癌と診断された場合に検討する。

 

Citations

  • Lieberman DA. Clinical practice. Screening for colorectal cancer. N Engl J Med 2009 Sep 18; 361:1179.

  • Weinberg DS and Schoen RE. In the clinic. Screening for colorectal cancer. Ann Intern Med 2014 May 6.

  • Qaseem A et al. Screening for colorectal cancer: a guidance statement from the American College of Physicians. Ann Intern Med 2012 Mar 6; 156:378. 

このあたりはもちろん、人種差などは考慮が必要ですが、視点としては重要です。 

遺伝性大腸癌診療ガイドライン〈2012年版〉

遺伝性大腸癌診療ガイドライン〈2012年版〉