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栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

NEJM Knowledge+:22歳男性 陰茎からの分泌物

Knowledge+ NEJM 感染症 薬剤

NEJMのKnowledge+です。
前もこの手の問題は取り上げた気がするなあ。

症例:22歳男性 陰茎からの分泌物

 22歳男性で特に既往歴がない方が、8日前からの陰茎からの分泌物を主訴に来院した。発熱・悪寒・皮疹や他の全身症状なし。内服薬はなく、性的に活動的で複数の女性パートナーがおり、コンドームは適切に使用できていない。
 バイタルは正常。男性外性器は正常で、鼠径リンパ節腫調はない。尿道口から膿分泌あり。Neisseria gonorrhoeaePCR陽性、Chlamydia trachomatis陰性だった。


質問. 本患者で最も適切な治療はどれか?

  1.   セフトリアキソン単回筋注
  2.   セフトリアキソン単回筋注と経口アジスロマイシン
  3.   ベンジルペニシリンG単回筋注
  4.   経口シプロフロキサシン5日
  5.   経口セフポドキシム単回内服

 

Key Learning Point

After initiation of a continuous intravenous insulin infusion in a patient who is in a hyperosmolar hyperglycemic state, the serum sodium level is expected to increase. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
高 血糖高浸透圧状態にある患者において持続静脈内インスリン注入の開始後、血清ナトリウムレベルが増加すると予想される。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
患 者に害を引き起こす医原医療ミスを伝えるための適切な方法は、エラーのオープンで正直なアカウントを提供し、患者に正式に謝罪することです。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1015/answer/B/#sthash.vBmBG3vd.dpuf
慢 性閉塞性肺疾患の増悪と高炭酸ガス呼吸不全や肺炎の証拠で入院した患者は、気管支拡張薬治療、全身グルココルチコイド、およびフルオロキノロンまたはマク ロライド系抗生物質で治療すべきである。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/235/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=5867c46d2a7fbaecc6edeccb8b5f2d7372c2badebfd1c8e5638e924cb4d6a052#sthash.X4dusLJi.dpuf
The gradual development of arm weakness and Horner’s syndrome in an older former smoker is most indicative of a diagnosis of an apical bronchogenic cancer known as a Pancoast’s tumor. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/932/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=8b697793f3c2f6a9d68dcdc1826ffea87b269461ef7de16dbcbb80275770fc7a#sthash.YmYXCOj2.dpuf

 淋菌性尿道炎の最も適切な治療は、単回セフトリアキソン 250mg筋注+単回アジスロマイシン1g経口投与である。

回答 2. セフトリアキソン単回筋注+経口アジスロマイシン

解説:

 単純性の化膿性尿道炎患者で、性活動性の活発な若年者ではNeisseria gonorrhoeaeChlamydia trachomatis感染が最も疑われる。


 淋菌感染の確定診断は、尿道もしくは尿からの分泌物のPCR検査であり、臨床現場では培養検査に置き換わってよく用いられている。可能であれば、膿性分泌物のGram染色で典型的にはグラム陰性双球菌が認められる。

 淋菌性尿道炎の推奨された治療は単回セフトリアキソン 250mg筋注+単回アジスロマイシン1g経口投与である。セフトリアキソン単剤はクラミジア共感染の頻度が高いため推奨されないクラミジアはアジスロマイシンもしくはドキシサイクリンで治療すべき。加えて、最近セフトリアキソン耐性淋菌が報告されており、2剤併用でカバーが増える。

 経口フルオロキノロン(シプロフロキサシンなど)や経口セファロスポリン(セフポドキシムなど)は、耐性が拡がっており治療推奨にはならない。淋菌はペニシリン耐性が多い。梅毒感染の治療適応にはなる。

 

Citations

  • Workowski KA et al. Sexually transmitted diseases treatment guidelines, 2015. MMWR Recomm Rep 2015 Jun 5; 64:1.

  • Centers for Disease Control and Prevention (CDC). Update to CDC's Sexually transmitted diseases treatment guidelines, 2010: oral cephalosporins no longer a recommended treatment for gonococcal infections. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2012 Aug 10; 61:590. 

日本の共感染率も同じくらいなんでしょうか?

性感染症(STD) (写真を見ながら学べるビジュアル版 新健康教育シリーズ)

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