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栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

NEJM Knowledge+:33歳男性 漿液性鼻汁

NEJMのKnowledge+です。
おもろいっす、これ。勉強になりました。

症例:33歳男性 漿液性鼻汁

 33歳男性で2か月前からの大量の漿液性鼻汁で来院。彼は自転車宅配便として仕事をしており、数年前から時折鼻汁を経験していたが、冬により多く特に配達を開始した直後に起きやすいとのことだった。
 他には症状は無く、流涙、目のかゆみ、くしゃみ、鼻閉は伴っていない。家では何も症状は無く、妻と2歳の娘と犬と暮らしている。
 患者は健康で有り特にアレルギー歴はない。身体所見では鼻鏡所見も含めて正常である。


質問. 本患者の症状を管理するために最も適切な次に行うべきことはどれか?

  1.   経口モンテルカスト
  2.   微粒子フィルター付きマスク
  3.   イプラトロピウム臭化物点鼻スプレー
  4.   アレルギー検査と脱感作
  5.   鼻腔生理食塩水洗浄

 

Key Learning Point

After initiation of a continuous intravenous insulin infusion in a patient who is in a hyperosmolar hyperglycemic state, the serum sodium level is expected to increase. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
高 血糖高浸透圧状態にある患者において持続静脈内インスリン注入の開始後、血清ナトリウムレベルが増加すると予想される。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
患 者に害を引き起こす医原医療ミスを伝えるための適切な方法は、エラーのオープンで正直なアカウントを提供し、患者に正式に謝罪することです。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1015/answer/B/#sthash.vBmBG3vd.dpuf
慢 性閉塞性肺疾患の増悪と高炭酸ガス呼吸不全や肺炎の証拠で入院した患者は、気管支拡張薬治療、全身グルココルチコイド、およびフルオロキノロンまたはマク ロライド系抗生物質で治療すべきである。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/235/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=5867c46d2a7fbaecc6edeccb8b5f2d7372c2badebfd1c8e5638e924cb4d6a052#sthash.X4dusLJi.dpuf
The gradual development of arm weakness and Horner’s syndrome in an older former smoker is most indicative of a diagnosis of an apical bronchogenic cancer known as a Pancoast’s tumor. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/932/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=8b697793f3c2f6a9d68dcdc1826ffea87b269461ef7de16dbcbb80275770fc7a#sthash.YmYXCOj2.dpuf

 鼻汁を伴う血管運動性鼻炎の治療代位置選択はイプラトロピウム臭化物点鼻スプレーである。

回答 3. イプラトロピウム臭化物点鼻スプレー

解説:

 血管運動性鼻炎は非アレルギー性鼻炎の主要なサブタイプで、鼻閉と漿液性鼻汁が特徴である。感染性でも免疫性でもなく、神経や血管トリガーである刺激物(例えば塩素)、冷たい空気、運動によって誘発されると言われている。特定のトリガーを避けることが出来なければ鼻腔内治療が適切である。


 鼻腔内イプラトロピウム投与は、血管運動性鼻炎の鼻汁(鼻閉ではない)に対して有効で、本患者での適切な選択肢である。鼻汁に加えて鼻閉がある場合には、鼻腔内抗ヒスタミン薬とステロイドは非アレルギー性鼻炎ガイドライン推奨の第一選択であり使用すべきである。

 鼻腔の生理食塩水洗浄は、血管運動性鼻炎の第一選択治療が効果が無かった場合の補助治療法として考慮すべきである。

 ロイコトリエン拮抗薬であるモンテルカストは、アレルギー性鼻炎で適応で有り血管運動性鼻炎では使用されない。アレルギー性鼻炎患者は典型的には、くしゃみ、かゆみ、全身症状を伴う。

 脱感作および免疫療法、微粒子フィルターマスクの着用は非アレルギー性鼻炎で適応にはならない。

 

Citations

  • Schroer B and Pien LC. Nonallergic rhinitis: common problem, chronic symptoms. Cleve Clin J Med 2012 Apr 5; 79:285.

  • Wallace DV et al. The diagnosis and management of rhinitis: an updated practice parameter. J Allergy Clin Immunol 2008 Jul 31; 122:S1.  

     

血管運動性鼻炎をもう一度よく勉強しましょう
周囲の環境変化が重要であり、病態の認識が必要です。

アレルギー性鼻炎ガイド〈2016年版〉

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