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栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

NEJM Knowledge+:32歳女性 無症候性卵巣嚢胞

NEJMのKnowledge+です。
今週は電車内で訳してます〜。

症例:32歳女性 無症候性卵巣嚢胞

 32歳女性が自動車事故後の腹痛を主訴に救急外来を受診した。彼女は助手席でシートベルトをしていた。腹部〜骨盤部のCT検査が施行され、特に異常所見は認めなかったが、右卵巣付近に3cmの嚢胞を認め、壁は薄く隔壁は伴わなかった。

 生理は正常でバリアー避妊法を行っている。身体診察では、痛みは上腹部に限局し、内診では、右卵巣は触知可能だが疼痛はない。

質問. 本患者ではどのような管理戦略が最も適切か?

  1.   経過観察
  2.   腹腔鏡下嚢胞切除術
  3.   CA125測定
  4.   放射線ガイド下嚢胞せん刺術
  5.   開腹手術による嚢胞切除

 

Key Learning Point

After initiation of a continuous intravenous insulin infusion in a patient who is in a hyperosmolar hyperglycemic state, the serum sodium level is expected to increase. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
高 血糖高浸透圧状態にある患者において持続静脈内インスリン注入の開始後、血清ナトリウムレベルが増加すると予想される。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
患 者に害を引き起こす医原医療ミスを伝えるための適切な方法は、エラーのオープンで正直なアカウントを提供し、患者に正式に謝罪することです。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1015/answer/B/#sthash.vBmBG3vd.dpuf
慢 性閉塞性肺疾患の増悪と高炭酸ガス呼吸不全や肺炎の証拠で入院した患者は、気管支拡張薬治療、全身グルココルチコイド、およびフルオロキノロンまたはマク ロライド系抗生物質で治療すべきである。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/235/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=5867c46d2a7fbaecc6edeccb8b5f2d7372c2badebfd1c8e5638e924cb4d6a052#sthash.X4dusLJi.dpuf
The gradual development of arm weakness and Horner’s syndrome in an older former smoker is most indicative of a diagnosis of an apical bronchogenic cancer known as a Pancoast’s tumor. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/932/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=8b697793f3c2f6a9d68dcdc1826ffea87b269461ef7de16dbcbb80275770fc7a#sthash.YmYXCOj2.dpuf

 閉経前女性で、無症候性の単純卵巣のう胞は経過観察。

回答 1. 経過観察

解説:

 無症候性の片側卵巣嚢胞で径が10cm未満で、エコー所見で心配する所見がなければ介入不要である。多くの単純性嚢胞は無症状のままで、時間と共に消失する。卵巣癌は閉経前女性では稀である。
 
 本患者で最も適切な対処法は、経過観察である。内診や腹部超音波検査を3ヶ月後に行うことが勧められる。もし嚢胞が大きくなったり、症候性になったり、悪性を疑う所見が出現してくれば切除を考慮する。


 嚢胞性腫瘤が症候性だったり、隔壁形成・壁肥厚・実質/嚢胞成分が混在するなどの放射線的所見を呈する場合には外科的評価を考慮する。
 
  CA125値は典型的には悪性腫瘍が診断された後の治療反応性のモニタリングのために用いられる。閉経前女性のCA125髙値はしばしば偽陽性である。

 卵巣嚢胞内の吸引はメリットは少なく、吸引後25%以上が1年経過すると再貯留してしまう。さらに悪性の嚢胞だった場合には吸引によって、腹腔内に悪性細胞を播種させてしまう可能性がある。

Citations

  • Alcázar JL et al. Is expectant management of sonographically benign adnexal cysts an option in selected asymptomatic premenopausal women?. Hum Reprod 2005 Jul 19; 20:3231.

  • Bonilla-Musoles F et al. Is avoidance of surgery possible in patients with perimenopausal ovarian tumors using transvaginal ultrasound and duplex color Doppler sonography?. J Ultrasound Med 1993 Jan 1; 12:33.

  • American College of Obstetricians and Gynecologists. ACOG Practice Bulletin. Management of adnexal masses. Obstet Gynecol 2007 Jul 3; 110:201.

 これもごくごく普通の対応。たまにMRIとかまで行ってしまったりしてやり過ぎ感がでることがありますよね。注意注意。