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栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

NEJM Knowledge+:81歳男性 顔面・上腕の浮腫

NEJMのKnowledge+です。
クルズスも終わったし、少しずつですなあ。

症例:81歳男性 顔面・上腕の浮腫

 81歳男性が、最近転移性非小細胞性肺癌と診断され、亜急性経過で重度の呼吸困難を主訴に来院した。stridorを聴取し、顔面と右腕の浮腫を認めた。また、重度の頭痛と咳嗽も新規出現している。

質問. 本患者に対して酸素投与に加えて最も適切な初期治療は?

  1.   放射線治療
  2.   白金ベースの化学療法
  3.   ステロイド
  4.   強制利尿
  5.   経静脈的ヘパリン治療

 

Key Learning Point

After initiation of a continuous intravenous insulin infusion in a patient who is in a hyperosmolar hyperglycemic state, the serum sodium level is expected to increase. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
高 血糖高浸透圧状態にある患者において持続静脈内インスリン注入の開始後、血清ナトリウムレベルが増加すると予想される。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
患 者に害を引き起こす医原医療ミスを伝えるための適切な方法は、エラーのオープンで正直なアカウントを提供し、患者に正式に謝罪することです。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1015/answer/B/#sthash.vBmBG3vd.dpuf
慢 性閉塞性肺疾患の増悪と高炭酸ガス呼吸不全や肺炎の証拠で入院した患者は、気管支拡張薬治療、全身グルココルチコイド、およびフルオロキノロンまたはマク ロライド系抗生物質で治療すべきである。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/235/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=5867c46d2a7fbaecc6edeccb8b5f2d7372c2badebfd1c8e5638e924cb4d6a052#sthash.X4dusLJi.dpuf
The gradual development of arm weakness and Horner’s syndrome in an older former smoker is most indicative of a diagnosis of an apical bronchogenic cancer known as a Pancoast’s tumor. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/932/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=8b697793f3c2f6a9d68dcdc1826ffea87b269461ef7de16dbcbb80275770fc7a#sthash.YmYXCOj2.dpuf

 非小細胞性肺癌による上大静脈症候群の最も適切な治療は、放射線治療である

回答 1. 放射線治療 

解説:

 上大静脈の血流閉塞による上大静脈症候群は内科的救急疾患である。古典的徴候として、重度の呼吸困難感・頭痛・咳嗽・顔面上肢の浮腫・stridorなどがある。その他の症状には、胸痛・視野変化・嗄声・鼻閉・ふらつきが含まれる。上大静脈症候群の80%以上は悪性の縦隔腫瘍であり、そのほとんどが気管支原性の悪性腫瘍である。

 緊急放射線治療は、しばしば画像で腫瘍縮小効果が見られる以前に
上大静脈症候群の症状を速やかに改善する。放射線治療は、肺癌による上大静脈症候群患者の70%、悪性リンパ腫による上大静脈症候群の95%で有効である。

 化学療法は、化学療法感受性が高い腫瘍である小細胞肺癌やHodgkinリンパ腫による上大静脈症候群では良い適応である。

 経静脈的ヘパリン投与は、血栓による上大静脈症候群の際に考慮すべきだが、抗凝固療法単独では悪性腫瘍による上大静脈症候群の患者では適応にならない。

 ステロイドは、ステロイド高感受性腫瘍であるリンパ腫などで効果があるが、一次治療では無い。

 利尿薬は心臓への静脈潅流を減少させ、静脈圧を下げるために用いられるが、上大静脈症候群の標準的治療にはならない。

Citations

  • Wilson LD et al. Clinical practice. Superior vena cava syndrome with malignant causes. N Engl J Med 2007 May 4; 356:1862

 このトピックは知っておく必要がありますね。血栓というより腫瘍に対する対処が重要と言うことでしょう。

心臓 2016年 05 月号 [雑誌]

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