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栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

NEJM Knowledge+:28歳女性 妊娠中の付属器腫瘍

Knowledge+ NEJM 産婦

NEJMのKnowledge+です。
今週は体調最悪でございました・・・
関係各位にはご迷惑を。

症例:28歳女性 妊娠中の付属器腫瘍

 3経妊2経産、現在妊娠12週の28歳女性が、妊娠中のルーチンスクリーニング超音波で付属器腫瘍が見つかった。画像では単房性で壁1mmの3cmの無エコー性の腫瘤だった。乳癌や卵巣癌の既往歴や家族歴はなかった。骨盤や腹部の痛みはなく、妊娠中の体重増加は良好で、膣出血やおりものは認めなかった。

質問. この患者のケアで次に行うべきはどれか

  1.   腹腔鏡を施行
  2.   産後に画像再評価
  3.   CA125値を測定
  4.   患者を安心させる
  5.   第2トリメスターに画像再評価

 

Key Learning Point

After initiation of a continuous intravenous insulin infusion in a patient who is in a hyperosmolar hyperglycemic state, the serum sodium level is expected to increase. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
高 血糖高浸透圧状態にある患者において持続静脈内インスリン注入の開始後、血清ナトリウムレベルが増加すると予想される。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
患 者に害を引き起こす医原医療ミスを伝えるための適切な方法は、エラーのオープンで正直なアカウントを提供し、患者に正式に謝罪することです。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1015/answer/B/#sthash.vBmBG3vd.dpuf
慢 性閉塞性肺疾患の増悪と高炭酸ガス呼吸不全や肺炎の証拠で入院した患者は、気管支拡張薬治療、全身グルココルチコイド、およびフルオロキノロンまたはマク ロライド系抗生物質で治療すべきである。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/235/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=5867c46d2a7fbaecc6edeccb8b5f2d7372c2badebfd1c8e5638e924cb4d6a052#sthash.X4dusLJi.dpuf
The gradual development of arm weakness and Horner’s syndrome in an older former smoker is most indicative of a diagnosis of an apical bronchogenic cancer known as a Pancoast’s tumor. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/932/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=8b697793f3c2f6a9d68dcdc1826ffea87b269461ef7de16dbcbb80275770fc7a#sthash.YmYXCOj2.dpuf

 妊娠中の骨盤超音波スクリーニングで見つかった単一の隔壁形成を持つ単純な卵巣嚢腫のための最も適切な管理は画像の再評価である

回答 5. 第2トリメスターに画像再評価

解説:

 妊娠中の付属器腫瘤の原因は、機能性嚢胞、黄体嚢胞、傍卵巣嚢胞、嚢胞性奇形種、漿液性および粘液性嚢胞腺腫、子宮内膜症、平滑筋腫、卵巣悪性腫瘍と多彩である。

 妊娠中のほとんどの卵巣腫瘍が自然に軽快する。最も軽快しやすいものの特徴として、16週以前の診断、直径5-6cm未満、超音波での形態が単純(無エコー・平滑・壁が薄い・隔壁なし)が挙げられる

 この患者の腫瘤は自然に改善する特徴が多く、最も適切な管理方法は第2トリメスターで画像の再評価を行うことである。18-22週の第2トリメスターに超音波を再検査し、超音波で再検査を行う。


 追加データがないまま単純に安心させることや出産まで待っているのは、その期間にも腫瘤が変化する可能性があり適切とは言えない。妊娠中に軽快しないと、分娩時の捻転や破裂、閉塞を起こす可能性が高くなる。

 無症候で良性(単純・隔壁単一)の卵巣嚢腫に対する腹腔鏡介入は必要とはいえない。多くの腫瘍マーカー(CA125含む)は、妊娠によって修飾されるため、妊婦で測定するのは不適切である。

 

Citations

  • American College of Obstetricians and Gynecologists. ACOG Practice Bulletin. Management of adnexal masses. Obstet Gynecol 2007 Jul 3; 110:201.

  • Hoover K and Jenkins TR. Evaluation and management of adnexal mass in pregnancy. Am J Obstet Gynecol 2011 May 17; 205:97.

 妊娠中の様々なトラブルシューティングも大事ですね。