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栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

NEJM Knowledge+:72歳女性 発熱、皮疹、関節痛

Knowledge+ NEJM アレルギー 薬剤

NEJMのKnowledge+です。
さあ、今週はギア全開でいかないとー!

症例:72歳女性 発熱、皮疹、関節痛

 72歳女性が、2週間前から色のついた鼻汁と頭痛を伴う鼻閉を主訴に来院され、AMPC/CVA内服(875mg/125mg)2回/日が処方開始された。8日後に症状は悪化し、間欠的な38.1度の発熱、蛇行性の斑状丘疹状皮疹が両下腿に出現し、手関節の軽度の関節痛を伴った。

質問. 本患者で最も考えられる診断はどれか?

  1.   遅発型過敏性反応
  2.   クラブラン酸への特異反応
  3.   アモキシシリンへの血清病様反応
  4.   薬剤誘発性ループス
  5.   アモキシシリンに対するIgE介在型アレルギー反応

 

Key Learning Point

After initiation of a continuous intravenous insulin infusion in a patient who is in a hyperosmolar hyperglycemic state, the serum sodium level is expected to increase. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
高 血糖高浸透圧状態にある患者において持続静脈内インスリン注入の開始後、血清ナトリウムレベルが増加すると予想される。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1232/answer/E/?source=qowemail&inf_contact_key=17b5698a6684a395d9fc82ffb22e1fa91de10b4fde895a56d5112390edd38a2a#sthash.U24I63Zx.dpuf
患 者に害を引き起こす医原医療ミスを伝えるための適切な方法は、エラーのオープンで正直なアカウントを提供し、患者に正式に謝罪することです。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/1015/answer/B/#sthash.vBmBG3vd.dpuf
慢 性閉塞性肺疾患の増悪と高炭酸ガス呼吸不全や肺炎の証拠で入院した患者は、気管支拡張薬治療、全身グルココルチコイド、およびフルオロキノロンまたはマク ロライド系抗生物質で治療すべきである。 - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/235/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=5867c46d2a7fbaecc6edeccb8b5f2d7372c2badebfd1c8e5638e924cb4d6a052#sthash.X4dusLJi.dpuf
The gradual development of arm weakness and Horner’s syndrome in an older former smoker is most indicative of a diagnosis of an apical bronchogenic cancer known as a Pancoast’s tumor. - See more at: http://knowledgeplus.nejm.org/question-of-week/932/answer/A/?source=qowemail&inf_contact_key=8b697793f3c2f6a9d68dcdc1826ffea87b269461ef7de16dbcbb80275770fc7a#sthash.YmYXCOj2.dpuf

 新規薬剤開始と症状出現までの時間において、血清病様過敏反応は典型的には1-2週間である。

回答 3. アモキシシリンに対する血清病様反応

解説:

 症状発現タイミングと性状は、患者の薬剤過敏反応の種類を区別するのに重要である。

 Ⅲ型過敏反応(血清病)は、典型的には患者が服薬を開始してから7-14日後に症状が現れる。免疫複合体の形成され、血管や組織に沈着し、補体活性を惹起し、蛇行性の斑状丘疹状皮疹、発熱、関節痛などの症状が出現する。

 Ⅰ型過敏反応(IgE介在型)は、以前の感作を必要とし、一般に初回感作後に症状が出現する。肥満細胞のIgE介在活性化は、アナフィラキシー、気管支痙攣、蕁麻疹などの臨床症状を伴う血管作用型応答を来す。

 Ⅳ型過敏反応はT細胞介在型であり、発熱や関節痛は認めない。特異な薬物反応は、どんな薬剤開始時にも起こり得るが、典型的には、発熱や蛇行性皮疹、関節痛などの血清病反応は来さない。

 薬剤誘発性ループスは、ヒドララジン、プロカインアミドまたはキニジンの使用と最も密接に関連している。アモキシシリン・クラブラン酸での出現は典型的ではない。薬剤誘発性ループスは、被疑薬剤曝露の数週間後に発症するが、薬剤中止数日以内に改善する。

Citations

  • Kay AB. Allergy and allergic diseases. First of two parts. N Engl J Med 2001 Jan 4; 344:30. 

  • Lin B and Strehlow M. Images in emergency medicine. Serum sickness-like reaction to amoxicillin. Ann Emerg Med 2007 Sep; 50:350, 359. 

 これ、実際にちゃんと診断したことないっすねえ。

薬疹 updateと対処法 (MB Derma(デルマ))

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