栃木県の総合内科医のブログ

栃木県内の総合病院内科の日々のカンファレンス内容や論文抄読会の内容をお届けします。内容については、できる限り吟味しますが、間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。

症例:BMJ 腹部の有痛性病変

case report。
今回はシンプルに。

症例:69歳女性 腹部の有痛性病変

BMJ 2017;357:j1823 

 生来健康な69歳女性。2週間前からの下腹部に痛みを伴う紅斑性病変を主訴に来院した。

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(本文より引用)

 腹部超音波では、表在の下腹部静脈に血栓を認めた

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(本文より引用)

質問. 診断は

 

回答:
診断:Mondor病/非典型部位

解説:

 典型的なMondor病は前胸壁の静脈の硬化性血栓性静脈炎である。臨床症状は、疼痛、皮膚収縮を伴った局所の紐状構造物である。乳癌術後の発症が一般的で、約1%程度といわれ、好発年齢は30-60歳である。治療は保存的療法である。